維新の会、特にTwitterを見る限りにおける橋下さんの政治に対する考え方には納得することが非常に多く、期待していたのだが、今回太陽の党と合流してしまったことは正直がっかりしたとしか言いようがない。
僕が見ている限り、橋下さんは「決められる政治」を最も大事にしていたように感じる。「大阪都」の話でもそうだったように、意思決定経路を明確にすることで責任の所在を明確にし、リスクを取ってでもスピード感のある政治をすると思っていた。
しかし、国政に進出すると言い出してからはあまりそんな声は聞こえてこない。むしろ、各論である尖閣諸島・竹島問題や憲法改正における保守的発言のほうが目立ってしまっていて、自分の考えを実現させたいということはわかるものの、国政に進出して何がしたいのか見えなくなってしまっている。その結果、民主党でやっていけなくなった人のフリーライドを許してしまっている。
そして、極めつけは太陽の党との合流である。個人的に橋下さんと石原さんは仲がいいようだが、そんなことで政治を決められたらたまらない。「小異を捨てて大同を取る」と言っているが、小異が大異である。以下、それぞれの主張の違いである
参考:
維新八策 http://oneosaka.jp/news/120831%20%E7%B6%AD%E6%96%B0%E5%85%AB%E7%AD%96.pdf
太陽の党「綱領」 http://www.taiyounotou.jp/kouryou.pdf
1.小さな政府か大きな政府か
維新:財政・行政・政治改革~スリムで機動的な政府へ~)→小さな政府
太陽:大規模な財政出動による被災地復興と防災安心国家の建設などを柱に徹底して内需の発掘と雇用の拡大 →大きな政府
2.TPP参加
維新:参加
太陽:稲作を中心に森林と水・海の恵みを大切に国づくりをしてきた豊葦原の瑞穂の国の伝統を受け継ぎ、世界的な食糧争奪戦の到来を見据えた安全保障と国土保全の観点から、日本のブランド力を高めつつ、農林水産業による活力ある地域の振興を図ります。→おそらく不参加
3.教育
維新:文科省を頂点とするピラミッド型教育行政から地方分権型教育行政へ →改革
太陽:教育基本法に基づき →保守
一方、共通するところは見たところ、安全保障強化、社会保障制度改革(微妙に方向性が違う)、地方分権(これも微妙に違う)くらいだろうか。
冒頭のとおり、橋下さんは「決められる政治」を目指しているはずなのに、これでは仮に政権を取ったとしても、党の中で「決められない」ことが多すぎて、何もできないということになってしまい、結局第二民主党が出来上がるだけだろう。繰り返すようだが、今回の動きは非常に残念だ。
僕が見ている限り、橋下さんは「決められる政治」を最も大事にしていたように感じる。「大阪都」の話でもそうだったように、意思決定経路を明確にすることで責任の所在を明確にし、リスクを取ってでもスピード感のある政治をすると思っていた。
しかし、国政に進出すると言い出してからはあまりそんな声は聞こえてこない。むしろ、各論である尖閣諸島・竹島問題や憲法改正における保守的発言のほうが目立ってしまっていて、自分の考えを実現させたいということはわかるものの、国政に進出して何がしたいのか見えなくなってしまっている。その結果、民主党でやっていけなくなった人のフリーライドを許してしまっている。
そして、極めつけは太陽の党との合流である。個人的に橋下さんと石原さんは仲がいいようだが、そんなことで政治を決められたらたまらない。「小異を捨てて大同を取る」と言っているが、小異が大異である。以下、それぞれの主張の違いである
参考:
維新八策 http://oneosaka.jp/news/120831%20%E7%B6%AD%E6%96%B0%E5%85%AB%E7%AD%96.pdf
太陽の党「綱領」 http://www.taiyounotou.jp/kouryou.pdf
1.小さな政府か大きな政府か
維新:財政・行政・政治改革~スリムで機動的な政府へ~)→小さな政府
太陽:大規模な財政出動による被災地復興と防災安心国家の建設などを柱に徹底して内需の発掘と雇用の拡大 →大きな政府
2.TPP参加
維新:参加
太陽:稲作を中心に森林と水・海の恵みを大切に国づくりをしてきた豊葦原の瑞穂の国の伝統を受け継ぎ、世界的な食糧争奪戦の到来を見据えた安全保障と国土保全の観点から、日本のブランド力を高めつつ、農林水産業による活力ある地域の振興を図ります。→おそらく不参加
3.教育
維新:文科省を頂点とするピラミッド型教育行政から地方分権型教育行政へ →改革
太陽:教育基本法に基づき →保守
一方、共通するところは見たところ、安全保障強化、社会保障制度改革(微妙に方向性が違う)、地方分権(これも微妙に違う)くらいだろうか。
冒頭のとおり、橋下さんは「決められる政治」を目指しているはずなのに、これでは仮に政権を取ったとしても、党の中で「決められない」ことが多すぎて、何もできないということになってしまい、結局第二民主党が出来上がるだけだろう。繰り返すようだが、今回の動きは非常に残念だ。