だいぶ昔のベストセラーだが、まだ読んでいなかったので読んでみた。
これもまた大いに勉強になる本だった。

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「貧乏父さん」はお金のために働いている。
お金のために働いていると、どれだけ年収が上がっても、
税金や請求書の支払いに追われ、最後まで人生につきまとわれる。

「金持ち父さん」はお金が自分のために働いてくれる。
どうすればお金が自分のために働くか考えて行動するから、
自分があくせく努力しないでもお金がどんどん増えている。

お金を自分のために働かせるには「資産」を持つことが重要である。
ここで言う「資産」はキャッシュフローを生むものである。例えば不動産、株などだ。
持ち家はローンの支払いの義務を追うことになり、「負債」に分類される。

また、自分の会社を作ることは節税になる。なぜなら、会社の税金は
収益から経費を引いたものにかかるからだ。

大事なのは一生懸命働くことではなく、「資産」を増やすために頭を使い、
チャンスを逃さないように行動することだ。

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以上が主な内容である。この考えをもとに、自分なりの「金持ちになるには」を整理してみた。

1.まずは徹底的に消費を見直す。

普段消費しているもののほとんどは無駄なものではないだろうか。特に固定費。
人は見栄をはるために、年収が増えたらそれだけ消費を増やしてしまう。
消費は生きるために本当に必要なものだけで十分。

本当に必要なものを見分けるには、こんまりさんの「片付けの魔法」が有効だ。
ときめかないものは徹底的に捨てて、自分の本質をみつける。
ただし、ヤフオクやAmazonで売れるものは売る。お金を働かせるいい勉強になる。

2.「資産」を買う。

キャッシュフローを生む資産を買う。不動産や株はもちろんだが、普段使うものも
売るときの価値を考えて買う。売却価値はヤフオクやAmazonで確認できるから便利だ。
この癖が付けばいいものを安く買って、さらに高く売る感覚が身につく。

3.自分のビジネスを見つける。

仕事をしながらでもいいが、自分でお金を生むことを考える。
会社勤めだけでは給与水準・昇進・転職・・・に永遠に悩まされ続ける。
人生に付きまとわれるのを終わらせなければならない。
これも「無形資産」ということができるのだろう。

4.会社を作る。

節税が主な目的だが、帳簿をつけることでお金の流れが見えてくるはずだ。

5.人生の目的を考える。

これまでできれば、人生に付きまとわれることはないはずだ。
放っておいても「資産」がお金を産んでくれる。

ただ、何のためにお金持ちになったのか考えなければならない。
おそらく、「人生を楽しむ」ことが最大の目的になるのではないだろうか。
住む場所、趣味、ビジネス・・・。自由になったお金で自分の好きなことをするといい。
そして自分の子供にも人生に付きまとわれない方法を教えるのだ。

金持ち父さん貧乏父さん/ロバート キヨサキ

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