会社に対して不満を言うのはサラリーマンの常だが、
本当にそれは解決できない問題なのだろうか。
心の持ち方ひとつで変えられるのではないか。

会社についての不満は大きく以下に分けられると思う。
1.給料についての不満
2.上司・部下等人間関係についての不満
3.勤務時間、休日についての不満
4.勤務地、通勤時間等待遇についての不満
5.会社の方針についての不満

1.の給料についての不満は、特に若い人に多いと思う。
自分より働いていないと見える上司が自分よりもらっていると感じるのではなだろうか。
年功序列の弊害だとか、逆に自分が偉くなればいっぱいもらえるから今は我慢しろなどと
よく言われるが、経済が縮小している状況を考えると、そのような状況は必ずしも望めない。

しかし、立ち返ってみると、自分は給料に見合うだけの価値を生み出しているだろうか。
私の場合ははっきり言ってノーだ。入社以来、私の所属する部門はほとんど赤字なのだ。
それならば、どうしたら給料以上の付加価値を生み出せるか考えないといけない。
給料以上の付加価値を出したのなら、そこで初めて要求を突きつければよいのだろう。
その要求が受け入れられないのなら、独立してしまえばいいことだ。

2.の人間関係についての不満は、会社の不満の中で一番多いと言われているらしい。
思うにこれは日本人のコミュニケーションにおける習慣によるところが大きいと思う。
どこか遠慮して物事をはっきり言わないことでお互いに不満が蓄積し、
さらに相手に対する態度が悪くなってしまうのである。

私は、特に仕事においては思っていることを全て言うべきだと思っている。
特に言い難い事に関しては、メールではなく直接言った方がいい。
そして、相手を攻撃して自己満足に浸るより、相手をより喜ばせたほうが
自分にとっても気持ちがいいはずなのだ。

3.は勤務時間や休日、すなわち残業や有給の取り方についてだ。
どうも日本人は、誰かが残っていると残らなければいけないし、周りが休みを
取っていなければ休めないと思う癖があるようだ。

しかし、ずっと残業している人や休みを取っていない人が仕事が出来るかというと
反対とまでは行かなくとも、そうであることは少ないと思う。
タイムマネジメントができて初めて仕事ができると言うのではないだろうか。
ここは割りきるのが正解だろう。そのためには効率よく質の高い仕事ができないといけないが、
それが出来れば文句を言われる筋合いはないはずだ。

4.の勤務地については、住めば都、通勤時間については長ければ長いほど、
読書や勉強ができると考えよう。

5.の会社の方針についての不満が出てきたら大したものだ。
この機会に、会社がどの方向に向かうべきか真剣に考えてみよう。
そうすれば自ずと自分の会社が今後どうなっていくかが見えてきて、
自分の身の振り方を決めることができるだろう。
そして万が一自分が社長になった時、会社を正しい方向に向かわせることができるだろう!