某コンサル系転職エージェントに登録した。
明日は最初の顔合わせということになる。

先週ついに「若者はなぜ3年で辞めるのか」を読んだ。
書いてあったことを箇条書きにする。

・年功序列は既に崩壊している。成果主義は年功序列の亜種でしかない。
・年功序列をレールに例えると、レールの先は既に詰まっている。原因は成長が止まったこと。
・レールの先にいる元若者は、若手社員に対しては「若いうちはつべこべ言わずに働け」と言うが、
 働いても年寄りを食わすのが関の山。
・年寄りは既得権益を守るために、若い働き手を派遣社員にするなどのしわ寄せをしている。

読んでみて、常日頃から実感していることがロジカルに説明されていて、だいぶすっきりした。
うちの会社に関しても全く同じことがあてはまるだろう。
(しかも、当社の経営陣はパフォーマンスだけで、裏で何かを考えてるのかどうかも疑わしい)

これにつけても、考えて仕事をしようと思えば、「日本的」な企業からは脱出することが
正しい選択なのだろうと思ってくる。
転職するにしろそうでないにしろ、「自分の頭で考える」事は大切にしていきたい。

この本はタイトルだけは昔からよく聞くのに、中身についてはテレビでも新聞でも
ほとんど見たことがなかったということがすごく悲しいことだと思う。

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上の話とは関係がないが、投資銀行のIB部門の役割は既にオワコンだと思う。
投資銀行業務の収益源は、業界における情報の集積力と、資金調達のストラクチャー構築による
高い手数料率だったはずだ。情報が容易に手に入るようになった今では高い手数料はもう望めない。
また、数においては少なくとも、日本において銀行系証券に勝てるとは思えない。

(投資銀行収益)=(株式・債券発行・MA金額)×(手数料率)

(株式・債券発行・MA金額)=(1件あたり金額)×(件数)

(投資銀行費用)≒(人件費(固定費))

必要なところはインフラ。発行市場におけるドキュメンテーションと投資家のグリップは
他には代えられない部分なので、これらの精度を上げ、
小さな発行体に対しては効率良くやるかということに尽きると思う。

オリジネーションはもっと人を減らして余計な仕事を減らし、
1件あたり金額大きなところだけを狙っていかないといけないと思う。