落ち行く下弦の月。 -240ページ目

最近更新がおざなりだよぉw

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月姫やてました(笑)
ビジュアルノベルのほうです(笑)
お…おかげでこんな時間に(゜Д゜;)

明日朝の内に更新しよっかなー♪

仕方ない…

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いや、別になんでもないのですが(笑)

やっぱりれみりゃーだよね!!
(`・ω・´)

【前の】白夢【続き?】

白夢


3:30
「ん……」
ふと目覚める。
澄み渡るような青空に太陽が輝いている。
体を起こす、そこはと見渡す限りの草原だった。
(え…っと、あれ?)
どうして僕はこんなところで倒れるようなことに…?
1番最近の記憶は、確かいつものように図書館で本を読んで、それから…
(…家に、帰った…のかな)
そこから先の記憶が無い。
…とにかく一度記憶の整理をしてみようか。
僕の名前…うん、椎名雪だ。思い出せる。
年齢は…うん、16だ。
それくらいは分かる。
彼氏…シュン……
その後も色々と整理したり思い出したり…
だが…
(…僕は一体何故こんなところに…?)

それだけが分からなかった…

(…こんなところにいても仕方ない…か)
動こうとして立ち上がる、すると…
「うっ……」
一瞬の目眩。
その場にうずくまる。
すると…
【太陽に………進みなさい】
(!?)
頭に直接響いてきた声
(い…今の…)
どこかで聞いたことがあるような懐かしい声。
「行くしか、ないのかな…」
とりあえずは指示に従ってみよう
ユキは歩き出した。



5:32
…どれくらいの時間がたっただろうか
僕はまだ太陽がある方向へと歩いていた
辺りはだんだんと暗くなってきているが…太陽の位置、見上げた時の眩しさには全く変化がない
(これは…夢、なのかな)
ああ、そうか…と、納得した
(…問題は、僕がどうやってこの夢から覚めるか…だね)
夢から覚めるのには何か条件があるように思えた
…まあいい、とにかく前に進もう
「あれ?」
周りの空気が一変した…ような気がした
(…なんだろう…この感覚…)
知っているようで知らない感じ
「…あれは…?」
ユキは前方に今まで見えてなかったものを発見した
一見して何かの建物のようだけど…
【ユキ…】
(…またこの声…)
微かに前と同じ声が聞こえてきた
建物に向かって一歩踏み出す
【ユキ…】【ユキ…】
こんどは少しはっきりと…
二回声が聞こえてきた
さらに一歩
【ユキ】【ユキ】【ユキ】
さらに一歩
【ユキ】【ユキ】【ユキ】【ユキ】
だんだんと頭の中で大きくなる声…
(一体、これはなんなんだ…)
さらに一歩
【ユキ】【ユキ】【ユキ】【ユキ】【ユキ】
まだ建物までには大分距離がある…
この調子で声が大きくなれば…
(僕の身が持たないよ…)
諦めて引き返そうと後ろを向くと…
【ユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキ】
「う………あ…」
頭が割れるかと思うほどの大音声
それと同時に見えたのは
自分を追ってくる、得体の知れない漆黒の闇
いままで少しずつ歩いてきた道を、まるで僕を飲み込もうとするかのように追ってきている
僕のなかの本能が、あれは危険だと告げている

また前を向いて進みだす
今度は歩かない
走らなければ…僕が危ない…
しかし走っても地獄だった
頭にこだまする僕の名前を呼ぶ声
近くにいくごとに大きくなっていく…
【ユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキ】
前にいくことを躊躇う、このままじゃ…
(うぅ…助けて…シュン…)
『頑張れ!ユキ!』
今度は耳から…シュンの声が聞こえた気がした
瞬間、ユキの中で何かが吹っ切れた
「うわあああああああああああ!」
建物に向かって走りだす
それと同時に一段と大きくなる声
でも、もうそんなものはユキには関係なかった
(あの建物に…あの建物にさえたどり着けば…)
あの建物だけは安全な気がした
「うわあああああああああ!」
【ユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキユキ】
『頑張れ!ユキ!』



7:59
気がつけば、ユキはその建物の中に倒れていた
(…僕は…無事だったのか…)
頭の中で響いていた声も、もう聞こえてこない
ふと、建物の外を見ると…
(な…何…これ…)
一面の闇
すぐそこにあるはずの地面さえ見えない
急にその闇に触れてみたい感覚に捕らえられる
ふ…と腕を闇に伸ばす
【いけません】
「!?」
あの声がした
(…声が小さい…?)
今までユキを苦しめていた声と同じなのに…
(…なんで…?)
【…貴女は今、夢の中にいます】
「…それくらい、考えたらわかるよ」
【そして貴女は今、現実の世界で命の危機にあるのです】
「え……」
【なので貴女の『生きたい』という気持ちの強さを見るために少し試験をした…という訳です】
声はそのまま続ける
【…貴女の『生きたい』という気持ちの強さは、私の予想を遥かに上回るものでした、なので…】
貴女を元の世界に、完全な状態で戻してあげましょう
【…ですが、それには少し条件があります】
「条…件?」
【条件の内容は言えませんが…とにかく貴女は選ぶ必要があります】
(…僕は生きて帰らないといけないんだ)
そう、シュンだっていつものように僕を待っていてくれるはず
「僕を…元の世界に戻してください」
【…わかりました】
言った瞬間、ユキの体が光りだす
「…これは…?」
【…貴女はもう少しすれば、この夢から目覚めるでしょう、その時にはこの夢のことは忘れているはずです…】
精一杯、生きてくださいね!
声は、最後にそう言った気がした…



目が覚めた。
周りを取り囲む白い壁。
長い夢を見ていた気がするけど…………
…ここはどこなんだろう…。
視界の中に男の人が映る。
「…ユキ…」
ユキ…それは何?

目が覚めたら、記憶を失っていた……





はい、前に書いたやつの続きです(笑)