皆さん、こんにちは。
おっぽボラでドッグトレーナー、2頭の元野犬を飼う、イヌまみれの志村です。
毎年のことですが、お散歩に行けない梅雨が終わると、お散歩に行けない炎天下の夏が始まりました。
ワンコを飼ってらっしゃる皆さんは、お散歩は早朝と夜ということになって生活のリズムが変わり、心身共に最も厳しい時期が続いています。
ワンコの体調管理と共に、ぜひ、ご自身についてもご注意いただきたいと思います。
さて、4月からおっぽボラを始めた私ですが、一応少ない男手です。
こういう表現をすると今の時代不適切かもしれませんし、特におっぽでは、関係あらへんの世界です。
それでも修理なり、工作なりは経験がありますので、時々、代表からそんなお願いごとをされます。
それも、かなりぶっきらぼうに💦
「志村さん、よろしく!」
「志村さん、お願い!」
ただ、これが決して上からではなく、どこか甘え上手で、チャーミングな感じなんです。
私はその度に、「ハイ!承知しました」と思わず即答してしまいます。
そうなんです。
代表には、人を思い通りに操る「魔性の女」の匂いがちょっとするんです。
そんなある日のこと、おっぽで作業していると、無線から代表とベテランスタッフの声が聞こえてきます。
内容は、保護したいイヌがいるが、シェルターには入れる場所がない、さぁどうしよう、というプチミーティング的な内容でした。
無線を聴く私は、そんな問題があるんだなぁ、大変だなぁ、程度の認識です。
ただ、これがあえて私に聴かせる無線だったと、後々気づくことになります。
恐らく、魔性の女の作戦だったのです。
そして、その直後に魔性からの呼び出し、イスに座らされて、約1時間のミーティングの始まりです。
それも本題だけでなく、ほとんどの内容が、おっぽの会の成り立ち、今までの苦労話、今抱える問題点などなど。
そんな話を一通り聞いた後、
「今、保護したいイヌが4頭いるんだけど、収容場所がないの。志村さんならどうする?」
って、私はすでに抜けられない代表の交渉術にハマっている状況です。
これが厳しい保護犬保護猫業界を長年渡り歩いてきた交渉術かと、逆に感心してしまいました。
たまらず私、
「分かりました。困っていて選択肢が無いなら、うちで1頭預かります」
と、魔性パワーで預かりを決めることになりました。
すると代表、
「困ってるから預かりするとかじゃ、私は嫌なの!自分の勉強になると思って預かりして!」
私、
「ハイ、勉強させていただきます😭」
どこまで魔性か!
ということで、4歳、繁殖引退犬、ボーダーコリーの「カモミール」さんを預かることになりました。
事前に聞かされた情報はこれだけです。性格も分かりませんでした。
預かり当日、カモミールと初顔合わせ。
クレートの中の彼女を見ると、これが、どえらいべっぴんさんで、甘え上手、何かを訴えかけてくるような笑顔で、じっとこちらを見つめてきます。
私は初対面でメロメロにされてしまいました。
てっ!「お前も魔性か!」
預かり詳細はまた後日に。