右上、糸切り歯の奥隣
長い間差歯で頑張ってくれていた歯根がいよいよダメになったので
インプラント手術を受けることにした。
今日は溶けて薄くなってしまった土台となる骨の厚みを強化する手術だった。
この歯を差歯にしたのはまだ短大生〜新社会人の時
若いのに何やってんだって感じだけど、
当時の私は精神が不安定で、
何故か怖くて涙が出て教室に入れなくて
気力が湧かなくて何日もお風呂に入れなくて
デブを変えたくて過食嘔吐や下剤を大量に飲んだり
知らない男の人に声をかけられてそのまま何日も戻らなかったり
縫わなければいけないほどの自傷行為をしてしまったり
本当にめちゃくちゃだった。
病院にも何度か行ったけど、効果を感じられなくて通い続ける事もできなかった。医者と信頼関係を結ぶこともできなかった。とある医者からは精神が未熟ゆえのただのわがままだと言われた。そうだったかもしれない。
いわゆる、境界性パーソナリティ障害というやつじゃないかなとは思うけど、診断名が自分の苦しさを治してくれるわけではないと思うし、このあたりの治療?は、はっきり言って沼だと思う。もっともらしい本は沢山出てるけど、そこに書いてある事たちは私を一時的に慰めはしても改善には導いてくれなかった。
どう生きたらいいのかわからなくて、
死を望む一方で、自分というものが安定するようにずっと祈っていた。
そんな精神状態だったから、
歯医者にも行けなくて、本当に本当に酷くなってからやっと、歯医者に行った。その時のことはあまり覚えてない。よく通ったと思う。
悶え苦しむほど痛かったのに、身体が動かなかった。
何もできなかった。
血が吹き出してバキンと歯が割れても。
あの時ほどの地獄はなかったかもしれない。
肩書は、田舎の実家暮らしの短大生。
ひとりっこで、ちょっと太ってて、歯列矯正もしてたから歯並びはまあまあ綺麗。アフターケアのツメが甘くてすこし出っ歯気味だけど。
はたから見たら、甘やかされて育った陰キャの冴えないおじょうちゃんだっただろう。
でもそんな私の蓋を開ければ、父も母もちょっと気の毒な人たちなので家庭環境は残念ながらものすごく良くなくて、私の精神の不安定さはそこから来ているんじゃないかって思わなくはないけれど、でも幸せな家庭で育ったとしても私の素質としてもしかしたら元々持っているものかもしれない、と思う。人のせいにしてもキリがない。例え父と母が相手でも。
今回インプラントにする部分はまだ良い方で、
上顎骨の左側の歯は、糸切り歯含めて奥歯が全滅。そこの部分がぼろぼろになった時期は同じく短大生の頃。
そこは保険適用でブリッジにしていたが、十数年後にはすっかり歯根がダメになってしまい、こちらも5年前にインプラントにしている。
あの時は毎日死を祈っていた。
その祈りが届いて、私の歯たちは私の肉体の一部として見事死んでくれたんだろうと思う。
私が私を殺したともいう。
願いは叶う。それはどんな願いでも。
死を願うと、そのツケを払うのが大変。
できれば最初から清々しく素直に生きたいと思いたかった。
私の歯は、今回のインプラント手術が終わったら表向きはなかなか綺麗だけれど、実は黒歴史がめっちゃ詰まっている。その分、残った歯を大事にしたいと思う。
今でも正直、こんな自分が優しい主人と結婚して子供がいて、家がある生活ができているのが信じられない。感謝しなければならない。
当時を思い出して頭がぼーっとしてきてしまった。取り留めもない事を書いてしまった。もう寝なくちゃ。今日はこれで、おしまい。
明日も生きてると当然のように信じて眠る。