「女子にはこんな大変さがあるのか!!」と言うのが率直な感想。

男とは別の苦労があるもんだなぁ。

 

本書では女性の面倒な部分や嫌な部分を「女」と表現している。

性としての女と、特質としての「女」を分けて考えている。

表現によって区別されるのは、とてもありがたい。

 

その「女」について知り、より軽やかに生きていこうと言うのが本書の主旨だと思う。

女性向けに書かれてはいるが、男性にも学べる点は多いと思う。

 

「女」は他人から傷つけられてきた人たちの特徴を持っている。

・自分の意見と違う意見を持っている人を見ると「自分が否定された」と感じがち。

・「自分の敵か味方か」を区別したがる。

・自分の気持ちを率直に打ち明けることが苦手。

・「自分の領域」と「他人の領域」の区別がつきにくい。

 

背景として、『女性は男性に選ばれる性』である傾向が強いというのが挙げられる。

そのうえで、「女らしさ」を求められることによっても「女」は形成されている。

 

「女」とは癒されていない心である。

『他人の「女」もさることながら、自分の「女」も癒していくことが必要』というのが本書の立場である。

 

色んな事例に対して、3つのステップで解説や助言がされていくのが本書の構成となっている。

①巻き込まれない

②自分を守る

③「女」を癒す

 

基本的には「選ばれても選ばれなくても、貴女には価値がある」と人格を尊重していくというのが、「女」を癒していく道のようだ。

 

読んでいて、一番の衝撃は「女」の言う『かわいい』は威力偵察だという事だ。

※威力偵察とは部隊を展開して小規模な攻撃を行うことによって敵情を知る偵察行動である。

可愛い娘に言って、傲慢さや図に乗っていないかを確認する。

そんな可愛くない娘に言っては、勘違いしているかを試しているのである。

あな、恐ろしや。

対策は否定も肯定もせず、「可愛いと言ってくれてありがとう」と感謝に徹することであるそうな。

 

 

他の本で読んだが、「女」と「女」の戦いは母娘においても起こりえる。

母が娘に「幸せ恐怖症」植え付けるという、それを「呪い」と呼び、男の役割についても説いていた。

”男は英雄体験を通じて智慧と勇気を獲得し、その知恵と勇気でもって、「女」にかけられた呪いをとく。そうやって人は幸せになっていく。”

 

男にも「女」を癒すための役割があるのかもしれない。僕はいま答えを持ち合わせていないが。

『女子の人間関係』の一読を老若男女にお勧めしておこう。