機材紹介⑤フェンダージャズベース | opium~bassist熊谷元秀のブログ~

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機材紹介⑤
フェンダージャズベース62-68

BR1

ブログに度々登場のボロです。

ボロボロなのでボロって呼んでいたら浸透してしまいました。
62-68としたのはネックとボディの製造年が違うからです。
古い楽器には良くあること。
ネックが62年製、ボディが68年製。

BR2

62年製の最大の特徴スラブボード。

ネック材に対して指板が平らに貼り付けてあるのが確認できる
と思います。62年の途中までこの製法が採用されていたと
言われています。(ちなみに以後はラウンド貼りといってネック
材のアールに合わせて貼ってあります。)
ベースはネックが命と考えます、ネックが良くないと良い音は
しません、腕の良し悪しは置いといて…。
と言う事でこの楽器に出会った1月5日、ネックデイト聞いて
驚いて、試奏して値段も聞かずに「買う!」って言っちゃいました。
一目惚れです。
しかし、この楽器様々な問題を抱ええております。
ヘッド部に修復の跡あり。

BR3

ヘッドのひび。ヘッド裏に板張って補強。
あー。これでヴィンテージの価値はゼロ。
ペグはゴトーの物に交換されていて、ブッシュは見事に浮いています。

BR4

ロゴ。FEND…。
ERが消えています。
もしやFENDERではなかったりして。
FENDOLとかFENDORとかそういうの昔ありましたね。
フレットは打ち換えられています。
指板も削った跡あり。
ロッドは緩みきった状態なので逆ゾリには対応できません。
はー。ネックだけでこんなにも…。

BR5

ボディ。
黄色くなって剥げ剥げですが白色です。
無数の傷とクラック…。
迫力のあるルックスしております。
材はアルダーですが重め。
ジョイントプレートにあるシリアルが72116。
ピックアップはオリジナルでなくダンカンに交換されています。
ちょっとハイが強いのでトーンは絞り気味が丁度良い。
ブリッジはオリジナルのスパイラル。
買った当初は錆び錆びでチューニングに影響がありそうだったので
きれいにしました。
ピックアップとブリッジは今後換える可能性大。
ピックガードもオリジナルではなく随分新しいものに。

とまあ挙げたら切りのない問題ベース。
ですが音が良いんです。
単体で聴くとさほどではないですが、アンサンブルで混ざった時
に本領を発揮します。
上手くなった錯覚を起こします
演奏するのが楽しくなります。

今若干コンディションが悪いので万全にしたらガンガン使って
行きたいと思っています。
大きな手術を施すかも。
それはまた追って。

気のせいかも知れませんが出会ってから俺の調子が良いんです。
運命の出会いですね。ははは。