6年前に日本に行った時に、初めて沖縄まで足を運んで来た。以前シアトルに住んでいた時の友人が沖縄出身で、彼女の旦那の仕事の都合で沖縄に帰ったから、その彼女を訪ねての沖縄だった。
元々琉球王国として独立国家だったこともあり、
日本の本土とは全く違う文化と生活習慣。特に沖縄料理は実に美味しいと感動。
沖縄といえば「長寿」で有名だけど、
それは沖縄料理が随分影響してるようだ。
本土ではほとんど食べる機会のない海蛇、ヤギ肉、
アグー豚、たくさんの南国の魚、もずくを代表する海藻類。全ての料理が長寿に大きく影響しているんだということがよくわかって、また沖縄料理を食べに行きたい。
ハワイも沖縄同様に島国であり、カメハメハ王国としての文化があるし、独特の食文化もあるけど、
沖縄料理のように長寿につながるかは定かでない😅
先日その沖縄の友人が沖縄名物の品々を送ってくれて、それを早速料理した。
まずは定番中の定番「沖縄そば」
まあ、そばと言うよりはうどん(小麦麺) なんだけど沖縄ならどこへ行っても絶対食べられる日常食。
豚骨とカツオ出汁のあっさりスープはハワイの定番「サイミン」とよく似ている。
豚バラを煮込んだ「ラフテー」がラーメンで言うチャーシュウの代わり。あとはネギ、かまぼこ、そして紅生姜。
私は豚骨ではなく、ラフテーを煮込んだ出汁にカツオ出汁を加えた。
送ってもらった麺はきしめんのように平打ち麺だったけど、沖縄の地方によって少し違うようだ。
ソーキそばも沖縄そばと並んで有名だけど、ソーキは豚バラではなく、骨付きのスペアリブの煮込んだだ物が入る。
もうひとつは「てびちそば」
これは豚足だ。トロトロになるまで煮込んだ豚足(てびち)はコラーゲンもたっぷりで美肌効果(若返り)抜群。
沖縄人は豚(アグー)をよく食べる。
豚肉の脂は他の獣肉と違い、体にとても良く血液をきれいにして、血管を丈夫にする。
じっくり煮込んだ豚バラはトロトロ😅
次に作ったのが「ジューシー」
これは沖縄風炊き込みご飯。
普通の米と糯米を混ぜたいわゆる「おこわ」
これも豚肉を使う。細かく切った豚肉と干し椎茸、にんじん、昆布(又はひじき)、やはりラフテーを煮込んだ出汁を使って炊き上げた。
ジューシーと沖縄そばの定食は沖縄食堂の定番メニューのひとつ。
沖縄人はとにかく昆布(海藻)をよく食べる。
当然海藻類はミネラル、カルシウム、ビタミン豊富のスーパーフード。
それを豚骨出汁で炊くのだから体に悪いはずがない。
もう一品はこれも定番のおかず
「にんじんシリシリ」
沖縄の食卓には絶対上がるおかずの一品。
シリシリとはにんじんを専用のおろし金(沖縄人はシリシリ器と呼んでる)でにんじんを荒めにおろした物を卵と一緒に炒めたもので、味付けは塩胡椒のみ。
シンプルで簡単に作れるし、ビタミン豊富の人参と卵で栄養満点。
中にはランチョンミート(SPAM)を入れるところもある。
「にんじんシリシリ弁当」と言ってにんじんシリシリがメインのお弁当も大人気。
とりあえず今回はこの3種を作って食べて、心は沖縄気分。
「いっぺーまーさんど」
沖縄の言葉で「とても美味しい」
翌日は余ったジューシーにカツオ出汁を加え
雑炊風にした「ヤファラジューシー」
本来ならヨモギを入れるのだけど、ハワイにはヨモギがないから、代用で海苔とパクチー。
そのままのジューシーとはまた一味違った一品。
ヨモギは漢方薬になるほど体にいいし、
代用したパクチーも美肌効果と体内の汚物を排出する効果があるからこれも最高。
今回は作らなかったけど、苦瓜を使ったゴーヤチャンプルとかはやはり沖縄人のソウルフード。
言わずと知れた苦瓜(ゴーヤ)もスーパーフードだし、沖縄の食卓は何らかの形で常に体に良いものが多い。これが長寿の秘訣と言うわけだ。
Mahalo
めんそーれ









