いろいろ潜む、京成千原線。

2021年8月某日、京成千原線に乗車しYouTubeの撮影を行なっていた。千原線は鉄道マニアのなかでも人気な路線で面白い部分がたくさん潜んでいる。

まずは終点のちはら台駅まで移動してみよう。


               ちはら台駅の先端部


目の前に車止めはなく、少し先に車止めがあり架線も奥の方まで続いている。これは小湊鐵道の海士有木駅まで延伸計画があるので駅よりも少し先まで線路が続いているのだ。一向に出来る気配はしないが路線免許を2020年から2029年までの期限に更新したのでまだやる気はある模様。


  だだっ広い平地。一体なにが建つ?

ちはら台駅の先端部の反対側の景色は見たことがあるだろうか。簡単に言えばおゆみ野駅寄りとなる。

そこで気になるところを見つけた。


               おゆみ野駅方を望む


ちはら台駅の配線も少し複雑であるが奥にソーラーパネルのようなものがある。今回はそこに焦点を当て、謎を探っていこう。


  Google Earthでも見える。線路脇に広がる細長い土地。


              Google Earthより引用


千原線の線路際に沿って細長い平地がある。現在はソーラーパネルになっているようだが鉄道に関わる施設が絶対に絡んでいる。もう少しズームアップしてみよう。


              Google Earthより引用


まず、何故線路脇に平地が広がっているか考えた。僕は車両基地などの鉄道施設を計画していたと予想する。

理由は細長い土地であること。そしてちはら台駅側から奥に向かって土地が広くなっている。これは1本線路が枝分かれし、最終的には20本くらいにはなる。

みなさんはこれらの写真をみてどう思うだろうか?


              Google Earthより引用


さらにちはら台駅側には車両基地への入口がある。入口の手前には車が止まっているがここに線路を敷いて千原線と車両基地を繋ぐ車庫線ができる予定だったのだろう。



  運転士さんに聞いてみました!そしたら意外な結果が…

車両基地が計画されていたとはあくまでも僕の意見ですから本当に車両基地が計画されていたのかそれとも違うのか聞いてみなければならないが駅員さんにこのようなことを聞いていいか不安であった。

それは業務には全く関係ないことだからだ。


僕は駅員さん迷惑になると思い実証はしないつもりであったが、ちはら台から乗車した電車の運転士さんに声を掛けてもらった。



親切に声を掛けてもらった運転士さんが運転する電車


せっかく声を掛けてもらったので疑問に思うところを聞いた。



僕:向こうにある平地は車両基地などの鉄道施設を建てる予定だったのですか?


運:そうそう。元々千原線は千葉急行電鉄の路線だったから千葉急行の車両基地として計画したけどちはら台までで路線がストップしてるし、千葉急行も倒産してまったから、土地は確保していたけど白紙になったんだ。


僕:そうだったんですね。以前から気になっていて、線路脇に広がっているので鉄道関係の施設を計画しているのは予想していたのですがあまり調べても分からなかったので実際に自分の目で確かめに来ました。

貴重なお話ありがとうございます。


このようにやりとりをしながら京成線にまつわるお話を発車間際までしてくれて非常に興味深った。また携帯で記念撮影をしてくださり最高の時間であった。

他の鉄道会社では見たことがないので京成電鉄はサービス心のある鉄道会社で社員教育も最高レベルだとのこと。僕も見習うべきだと改めて実感しました。

この場を借りて御礼申し上げます。


Google MAP→ 車両基地予定地



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