基本的に、悩みや、鬱々とした気持ちや、もやもやした思いを、ありのまま、そのまま吐き出せる場所はない

ましてや、今の状況下では、昔馴染みの連れがいるわけでもない

やっと、価値観が似ている友人が出来て、
なかなか吐き出せない思いを吐き出して

でも、その人は、良かれと思って、その悩みや鬱々とした気持ちをあの人に言う
もちろん、あの人との事など知ったことではないから、一番尊敬している人として話をする

でもそれはあの人には話せない弱音
あの人の前では弱音は吐けない
馬鹿らしい、今更になって何を悩む、そんな事は昔に教えた、と、一蹴されるだろう
目に浮かぶし、何度もあったことだ
あの子が話せば、あの人はあの子を庇って私を責め立てる

あの人は、全て話すからこそ、頼るからこその関係だと言った
だから頼れば、こちらにばかり持ってくるなと
他を頼れば、それならそっちの言うこと聞けばいいと

だんだん、吐けなくなる
そのままでいていいんだと思っていたんだ
でもだんだんあなたがみるこの自分を作らないといけなくなった
しんどく、辛くなってきた

それならば離れればいい
きっとそう
でも、自分には必要だと思うのだ
あの人がいるから、頑張ってきたんだ
それが足りないと言われても
あなたを見ているんだ

あなたが自分を必要としていない
もう、ゴミ以下なんだとしても
なんとなく棚に置いたままにしているオブジェみたいに
たまに愛でてくれるのが、嬉しくなってしまう
その快感がまた、自分をあなたから離せなくなる

あなたを見ていると泣けるんだ
そんな思い、きっとあなたはしていない

一人取り残されて、身動きがとれない