うん
今思い出しても
あれは不思議だった
夕方なのに
空にはまだ、青が残ってて
薄~い光の筋が見えたかと思ったら
その後ろから、「ぱ、ぱ、ぱん、ぱん」と
5~6個の光の玉が飛び出したんだ
赤、青、緑、紫、黄色
いろんな色に変化しながら
数秒間漂った後、夕空に溶け込むように消えてった
とてもとても綺麗で
とてもとても幻想的で
我を忘れて魅入ってしまったよ
「それ」が何だったのか
あれから何度も何度も考えてみた
隕石、飛行機、人工衛星、UFO、etc・・
すべてに可能性があると思うけど
結局どれもしっくりこない
ぱ、ぱ、ぱん、ぱん
あの時、音は聞こえていたんだろうか
それよりも
どうして僕は、あの時、あの場所にいたんだろうか
正体も理由も、知らないほうがいい事だって
きっとあるよね
やがて終わる冬
透明で青い夕空
遠くに見える高層マンション
2,3度、小さく頭を振って
現実に戻る
そうだよね
境界なんて、あってないようなもの
誰も知らないし
僕も知らないだけ
思い出したら
いったんすべてをしまいこみ
そっと目を閉じよう