完璧な世界
一点の曇りも欠点もない
聖人君子の群れ
歯車は噛みあい
滑らかにすべてが回る
街中
異端者のわたし
完全の中の不完全
ガラス窓に映るわたしは
すべてが非対称
目の大きさも
爪の形も
耳も色も空気も
全部が非対称
右側で笑って
左側で泣いて
正面で悲しみ
裏側でベロを出し
阿り
見下し
逆向けに
清らかなドブ川を歩く
淀みきり
曲がりくねったドブ川は
そう
まるでわたし
完全の中の不完全
すべてに満たない非対称
左右違った足取りで
わたしは、くねくねと歩いてゆく
青空が途切れる
安らぎの場所を目指して