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不羈独立

te amo in aeternum i non dimittet vos

過去記事

 

 

 

人混みは嫌いだ

 

 

心が落ち着かない

 


先日、所用で出かけたアキバの街もそうだった

 

 

信号が青に変わり、一斉に流れ出す人の群れ

対向からも、濁流のように人々が押し寄せる

 

俺の心は、ずんと沈み込んでしまう

 

そうしながらも
お互い、器用によけながら、濁流の中を泳ぐように渡っていく

 

そんな中、真正面から俺のことをまっすぐ見つめ
威嚇するような表情で進んでくるあんちゃんを発見

 

威厳があるつもりなのか、思いっきり胸を張っているのだが
突き出した腹が、いろいろなものをぶち壊している

 

そのツラ、その態度、その表情
勝手な想像を巡らせる

 

あんたが辛い学生時代を過ごしたであろうことは同情に値する

だが、社会人になり、そのときのマイナスのエネルギーを
まったく関係のない他人に向けてくるのは、完全に理不尽だ

 

俺は特別に好戦的な人間ではないが、
身に迫る理不尽を穏やかに笑って受け入れる程
出来た人間ではない

 

 

ずっと奥で眠っていいた剣の心が目を覚ます

 

 

周りの風景も、さっきまでの雑踏から
秋風そよぐ、荒野にきりかわった

 

構えは既に、身体に染みついた田宮流抜刀術

 

もちろん、鯉口は切ってある

 

腰に差す愛刀は、
稀代の刀工、山浦環 源清麿(やまうらのたまき みなもとのきよまろ)
と並び称された・・・かどうか不明だが
その隣村生まれの刀工にして遊び人
古寺狸 赤振子海老麿(ふるでらのたぬき アカプルコえびまろ)が
メキシコのアカプルコで、ラテン系美女に囲まれながら
鍛えたといわれる妖刀「なめたけ」

 


間合いに入った瞬間、
神速の流れで刀を一閃

 

 

土手腹 権造(どてばら ごんぞう:仮名)を逆袈裟に切って捨てた

 


身体が触れる寸前、半身で権造(仮名)をかわした後

そっと振り返り
妄想の中で切って捨てた権造の亡骸に、合掌・礼拝

 

世界が、秋の荒野から元の雑踏に切り替わる

気がつけば、隣にいた観光客らしいインド人(多分)が
あっけにとられた表情で俺をみている

 

インド人君、ナマステ~

 

武士の国へようこそ

貴殿との、一期一会に敬意を表し
今宵はハウス ククレカレー(甘口)を食すことにしよう

 

 

また、つまらぬものを斬ってしまった後悔を胸に

 

近くのドトールでしばしの休息

 


・・・

 


疲れた・・

 


だから、人混みは嫌いだ・・

 

 

 

 

※取り急ぎ、多方面の方に謝罪します・・
※大変失礼致しました・・