最近読んだ、私の好きな芥川賞作家「藤野千夜」の小説「じい散歩」の舞台が「池袋」や西武池袋線「椎名町」、「江古田」で、私が５０年前に学生生活をおくったところなのでした。

小説に登場する場所を訪ねてみたいと思い立ち、行ってみました。

最初に行ったのは、江古田駅前にある「富士塚」です。学生時代はなんとなく存在は知っていましたが、江古田駅の改札降りたらすぐの場所に位置しています。

現在は西武線が高架になり、昔の面影はなくなってしまいました。人通りも想像以上に減っていましたね。

「江古田の富士塚」

富士山の本物の溶岩をもってきて富士山を模してあり、１合目から頂上まで登山道があります。残念ながら「山開き」はまだ先で「登山」することは出来ませんでした。

次に「桜台駅」近くの「あだちや」に行ってみました。

５０年前とちっとも変わらないたたずまい。ほんとに懐かしかったなあ。

このお店でよく「冷やしきしめん」を食べました。学生時代に「冷やしきしめん」！　渋い学生ですねー。

ところが、お店がお休み。ネットには木曜日が休日となっていましたが、私が行ったのは水曜日です。臨時休業だったんですかね。残念！

次に池袋に戻り、東口正面にある「タカセ」に行ってみました。

学生時代に何回か行った記憶があります。

昭和のにおいが色濃く残る老舗レストラン＆喫茶店ですね。カフェとかじゃなくて「喫茶店」です。

小説の中で知ったのですが、「あんみつドーナツ」が有名とのこと。

左が「あんみつドーナツ」右が「モカトドーナツ」。

あんみつドーナツは、ドーナツなのに丸くない。とても個性的です。ネーミングも面白いですね。

「あんこに求肥」これでもかというくらいに甘いです。笑

丁寧に淹れていただいたコーヒーと一緒に美味しくいただきました。

※喫茶室のメニューに「あんドーナツ」はありません。１階のパンコーナーで購入してから２階または９階の喫茶室でいただきます。

お勧めはもちろん9階です。

西武百貨店も大きくその形態を変えるんですね。

華やかなりし頃を思い出しながら「あんみつドーナツ」をいただきました。