


天女山入口駐車場(5時58分)→美しの森駐車場(6時50分)→たかね荘駐車場(6時30分)
牛首山(8時45分)→赤岳(10時56分)→キレット小屋(12時8分)→権現岳(13時43分)
三ッ頭(14時21分)→天女山(16時28分)→天女山入口駐車場(16時45分)
距離19.9km 累積標高2009m 総移動時間10時間47分(休憩時間含む)平均速度1.8km
天候が良い日を選んで真教寺尾根からの赤岳を目指した。当日は冷たい空気が入っていて午
後から雨及び雷の予報に変わった。寒暖の差が激しく体が全く順応できない。
特に寒さには弱い体質である。風邪の症状で頭痛と全身がだるくなり、足が動かずにリタイヤ
したい気持で駐車場を目指した。きつくて長い一日になってしまった。
すごい濃霧だ。天気予報を外してしまった。当初の予定ではたかね荘の駐車場からスタートす
る予定であったが、現地で天女山入口駐車場に変更した。疲れた足で最後の舗装路歩きはつ
らいと考えたからだ。この判断はあまりいい判断ではなかった。
美しの森山にソフトクリームの看板があった。帰り道なら間違いなく食べていただろう。
少し明るくなったような気がする。午前中だけでも晴れないだろうか。
クマ笹が露に濡れていてズボンがびしょ濡れになる。スパッツなどでは防げない。濡れたくなけ
れば雨具が必要だ。
人があまり歩いていないようだ。クマ笹で登山道がおおわれている。
空を見上げるとなんと霧が取れて晴天の青空が広がってきた。落ち込んでいたテンションが
上がってくる。
樹林地帯が永遠と続き視界が利かないので少し飽きてくる。西黒尾根のような感じを期待して
いたが標高を上げても緑が多く尾根や頂上は木の間からたまに見えるだけだ。
スキーリフトの終点に登山道があった。
牛首山で初めての休憩を入れた。チョト長く歩きすぎたようだ。汗を拭いてウインドブレーカー
を着込む。コーヒーを入れてパンを食べた。
歩き始めると体はすぐに温まってきた。ウインドブレーカーはすぐにしまった。
どんどん霧が出てきて又真っ白になってきて気温も急低下してきた。
頂上付近は登山者が増えてきた。
噂のガレ場の急下りである。落石をしてはいけない。今日のコースの核心部はここだ。
頂上で体が冷えて下りでは鼻水が止まらなくなってしまった。いつもに比べて足がスムースに
動かない。
キレット小屋で休憩を入れればよかったが雨が降る前になるべく距離を稼ぎたかったので
スルーしてしまった。今日は早朝から歩いている。体調もあまりよくない。本来はここで休憩を
入れるべきであった。
非常に長い鉄製の梯子があった。すれ違いは不可能だ。素手のまま登っていったら途中で
指が冷たくなって感覚が無くなりそうになってしまった。
権現小屋には猫がいるようだった。ベンチを借りようとしたが戻って標識の下でお昼にすること
にした。
朝6時から歩いているのに昼が13時を過ぎてしまった。11時に昼にしてもおかしくない。
一歩間違えればシャリバテになる危険があった。
休憩しても疲労が取れなく全身がだるい。風邪の症状が出ているせいだろう。
お湯を沸かしてカップ麺を食べた。これから向かう三ッ頭方面の岩がおっぱいに見えて仕方が
ない。風邪で頭もやられてきたようだ。
まだ5~6kmはある。距離が縮まらずに何度も地図を確認する。下りでは足首から腰にかけ
て痛みが出てきて、一歩を下るのが大分苦痛になってきた。
3時から4時までに戻れる予定だったがこの調子ではいつ到着するか全く分からなくなって
きた。
歩き続けていると人の声がしてきた。シニアの人達だろうと思っていたらなんと小学生の登山
学校だった。30人位の子供がいる。先生に先に進むか聞かれたが狭い登山道での追い抜き
は危険と考えてこのままで結構ですと返事をした。体調も悪くて早く歩けないのでちょうど良か
った。
この悪い天気の中で登山学校の到着は少し遅すぎる気がする。道幅はやっと広くなり道を譲っ
てもらった。
重い体を引きづるようにたらたら下って行き、くたくたになって駐車場に到着した。
こんなことは前にもあったが深刻な事態にならないように注意しなければならない。
車での帰り道、中央道の小仏トンネルで事故があり睡魔に襲われて最後まで
きつかったな。