
3日月曜日の天気予報で4日が晴れで5日が雨と出ていた。山の天気はどうなるかわからない。
天気予報を信じて4日(火)に谷川岳に登ってみよう。天神尾根は数回下ったことがあるが登ったこ
とはない。ブログやヤマケイで情報を集めた。雪庇や亀裂に注意が必要のようだ。
行程
谷川岳RWP⇒天神平(9時19分)→熊沢避難小屋(10時11分)→天狗ノ溜まり場(10時29分)
肩ノ小屋(10時57分)→オキの耳(11時20分)→トマの耳(11時31分)→肩ノ小屋(12時5分)
天狗ノ溜まり場(12時35分)→熊沢避難小屋(12時49分)→天神平(13時37分)⇒谷川岳RWP
距離5.9km 総移動時間4時間18分(休憩時間含む) 累積標高862m 平均速度1.5km
【赤予定ルート紫GPSログ】
水上ICから谷川岳RWまでの道路状況が多少心配だった。湯檜曽から少し雪道になったがよく管理されていて
安全にRWパーキングまで到着した。平日なので駐車料金は無料だ。セブンイレブンで買った缶コーヒーを
飲みながらゆっくり過ごしていた。すると忘れ物に気づいた。お気に入りのウールの帽子とスマートホンのタッチペン
を忘れてしまった。帽子は他のものが見つからなかった。万が一の時はフードをかぶりバラクラバだ。
タッチペンがないので写真はあまり撮れない。
エレベーターで6階に移動するとスキーヤー、ボーダー、ハイカーと始発を待っていた。
ロープウェイのチケット売り場は9時ピッタリにオープンした。JAFカードを提示して100円引きの
往復1900円だった。気温-6℃積雪350cmと掲示してあった。
実はロープウェイに乗るのは今日が初めてだ。ザックにピッケルとワカンが装着されている。
チョット緊張しながら一番のロープウェイに乗り込んだ。ザックを他の人にぶつけない
ように注意した。ロープウェイに乗り込むと全然揺れないで快適に天神平に到着した。
天神平でロープウェイを下りて一歩を踏み出した。眩しすぎる。うれしい悲鳴が上がりすぐにサングラスを
付けた。天気予報通り快晴のようだ。
他のハイカーを探すとスノーシューやワカンやアイゼンなどを装着していた。ワカンを持ってきたが
今日が初めてでバンドの締め方を少し練習しただけである。ICIの店長に花魁歩きをしないと
コケると言われていた。一人のおじさんがアイゼンを装着しているのが見えた。
ワカン歩きに自身がないので慣れているアイゼンを装着した。
【登り始めはアイゼンは必要なくスノーシューやワカンが有効だった】
どこが登山コースか分からなかったので誰かが歩き出すのを少し待って5番手くらいで歩き出した。
いきなりの急登りで足元がフカフカだった。かなりのハイペースで一気に脈が上がり汗が出てきた。
一番先頭のおじさんがスキーコース内を歩いてしまい皆引っ張られてしまったので監視員に注意
されてしまった。皆揃って右にトラバースだ。コースロープの外側を歩かなければならない。
アイゼン装着は失敗したなと思いながら歩いていた。そして一組二組と追い抜いてしまい、とうと
う2番手になってしまった。スノーシューでも膝まではまってしまう。2番手は楽だった。
そのうち変わらなければならないだろう。
ブログによく説明されている難所を下った。スキー場ではよくわからなかったコースが尾根にで
てきたのでだんだんと分かるようになってきた。
熊沢避難小屋付近で先頭のお兄さんが休憩に入ったので私が先頭になった。快晴なので
暖かく上半身が汗だくで汗を拭いたかったが肩ノ小屋まで休憩は無しで登ることにした。
アイゼンで先頭を歩けるかどうか不安だったがちょうどこのあたりからクラフトした雪面になり
アイゼンで歩きやすくなった。
風が少し吹いてきたが5~6mだ。早く肩ノ小屋で汗を拭きたい。前方に5人位の人影を発見した。
ロープウェイは朝一番だった。西黒尾根か又は小屋に泊まった人達かな。挨拶をしてすれ違った。
グループに人は皆ピッケルを使っていたが私は終始ストックだった。
このぐらいの斜面ならストックのが便利だ。
オキの耳トマの耳が見えてきた。
肩ノ小屋で休憩を入れた。ここまでノンストップだ。脹脛が攣らなくて良かった。
汗を拭いてメロンパンを食べて水分補給をする。メロンパンは氷点下でも美味しいね。
冬にお勧めのパンだ。
体力を回復させてトマの耳に向かった。肩ノ小屋からはもうすぐだった。
山頂から白毛門方面を確認した。雪深くそう簡単には山頂にたどり着けないだろう。
次はオキの耳だ。
一度オキの耳から肩ノ小屋方面を降り返る。
一ノ倉沢、茂倉岳方面を確認する。
トマの耳に到着した。少しだけ景色を堪能しすぐ肩ノ小屋に向けて下山した。
肩ノ小屋で万太郎山方面を眺めながらカップ麺を食べた。
あの山を越えたらスキー場に出るはずだ。鞍部でアイゼンからワカンに履き替えて少し練習
してみることにしよう。
手袋をしたまま装着ができたが何か曲がっているね。これではバントの通し方も逆だ。
その後自分の足でワカンを踏み付けなようにゆっくりガニ股で歩き出した。
花魁歩きは足首が固いので出来ない。鉄のアイゼンより軽く歩き方に何も支障がなかった。
中々軽快で楽しいではないか。しかしバンドの締め方を練習しただけで調整していなかった為に
少しづつワカンがづれてきた。最後の最後にスキー場横のルートも見失ってしまった。
13時37分に天神平に無事に到着した。一度トイレを借りてコーヒーを入れて一服した。
予定時間よりかなり早い到着だった。
その後、もう一度ワカンを装着して歩行訓練をしていた。わざとパウダースノーに乗り上げたりしてみた。
ちょとガニ股歩きをすれば花魁歩きが出来なくても全く問題がなかった。
ロープウェイは常時動いている。帰りは一人だったので写真を撮っていた。西黒尾根が左手に見える。
午後になると雪はすっかり解けて道路上の雪はなくなっていた。
今回は今冬一番の天気に恵まれて久しぶりに気持ちのいい山歩きができた。
日焼け止めを塗らなかったので顔が真っ赤になったってしまった。多分剥けるな。