2013年12月23日(月)天気時々

19日寒冷前線通過で関東地方の山沿いが初雪となった。奥多摩でも雪が残っているらしい。

恒例の富士山を眺めて吉田うどんを食べる山行は、十二ヶ岳から節刀ヶ岳鬼ヶ岳の縦走を計画した。

レポを読んで軽登山と考えていた為、12本アイゼンとピッケルはトランクに入れたままスタートして

しまい大いに後悔することになった。

行程

文化洞トンネルP(6時31分)→毛無山(7時48分)→十二ヶ岳(9時14分)

→文化洞トンネルP(10時46分)

距離8.3km 総移動時間4時間13分 累積標高1065m 平均速度1.8km

赤予定ルート 紫GPSログ



文化洞トンネルPは西湖にあると思っていたら、正解は河口湖側だった。

ちょうど朝日が昇ったところでスタートをした。自宅からここまでの道のりが雪が少なかったの

で12本アイゼンは必要ないだろうと考えピッケルとともにトランクに入れておいた。



ネパールエボのしょぼいイインソールをお気に入りのソルボのエスキューズスケルトントレッキングに

入れ替えた。人工筋肉ソルボが衝撃を62.5%削減するらしい。何とも頼もしい宣伝文句だ。



標高を上げていくと徐々に雪が増えてきた。トレースがしっかりついているのでツボ足で歩きやすい。

この辺りでは冬靴のグリップはすごいなと思っていた。キックステップで爪先を蹴りながら歩いていた。



今日も汗が出てきたので仕方なくペースダウンして心拍数を落としてみた。上着はジップシャツと

ウインドブレーカーだ。雲が厚くなり上空で風が舞っている。毛無山山頂からは富士山が見れなかった。



毛無山山頂から一ヶ岳二ヶ岳と標識が出てきた。大分道が細くなってきたがまだトレースは

しっかりしている。岩場の下りではロープが張っている個所があるがそろそろ限界かなと思いチ

ェーンアイゼンを装備した。ここではこれまでの登山道を考えたら十分だと思っていた。



ブログでチェックした長いロープの下りが出現した。雪が付いているのでロープを使いかなり慎重に

下った。滑ることはなかったが厄介だった。目前の十二ヶ岳を見上げたがまさか直登りでなく巻

き道もあるだろうと考えていた。アルミ製の橋を渡るとそこからは尾根の直登りが続いていた。



所々にロープがあるがこんな急斜面ではチェーンアイゼンでは登れない。12本アイゼンとピッケル

が必要だ。もう戻ることも不可能な地点まで着ている。少しでも滑ったら大けがは免れないだろう。

岩を掴みたいが雪の中なので掴むことができない。ロープと足場をしっかり固めて少しずつ神

経を集中して登って行った。


十二ヶ岳山頂に到着したが集中力が途切れてしまった。この先に急斜面があったら動けなくな

なってしまうと思いここで撤退することにする。



少し戻り桑留尾から文化洞トンネルに向かうことにした。カシミールの地形図には載っていなかったが

標識も踏み跡もしっかりしていた。富士山山頂は雲に隠れたままだ。特に問題なく舗装路に

出た。



十二ヶ岳を振り返る。あの凹んだところから雪の直登りで山頂に登ったのだ。



文化洞トンネルは右に歩道があった。距離は短くすぐに駐車地点に戻ってきた。


それでは楽しみの吉田うどんを食べに行こう。今日のお店はここから一番近い「くらよし」に

した。まだ11時を回ったばかりなので客はいないだろうと思っていたらすでに先客が数名入っていた。

皆の食べ物を見てみるとほとんどが鍋焼きうどんだが、基本の肉うどん400円を注文した。

注文用紙をカウンターに持っていく。注文したら30秒でうどんが出てきた。

太めの腰の強い麺とキャベツと肉がよくマッチしていた。良く噛みしめてのど越しを味わう。

スープも絶妙だった。3回目で初めてもう一度食べたい店を発見した。

余計なものは持っていかない。必要なものは絶対に忘れるな。重量は敵である。