

冬型の気圧配置になった11月11日。スーツ姿でコートや手袋無く歩いていたら寒さで扁桃腺をやられ
てしまった。

にたどり着けなかった、毛無山からの縦走路を歩くことにした。ウェザーニュースのアプリで紅葉前線
を調べていたら河口湖付近はまだ見頃だ。

行程
道の駅朝霧高原(6時20分)→麓駐車場(7時18分)→毛無山(9時16分)→雨ヶ岳(10時49分)
瑞足峠(11時37分)→竜ヶ岳(12時10分)→瑞足峠(13時3分)→A沢貯水池(13時34分)
根原吊り橋(13時51分)→道の駅朝霧高原(14時29分)
距離18.9km 総移動時間8時間33分(休憩時間含む) 累積標高1597m 平均速度3.4km
赤予定ルート 紫GPSログ
車の温度計が-3℃を指している。まだ寒さに体が慣れていないのでかなり寒く感じる。
ウインドブレーカーのフードを被って登山道入り口を目指す。天気は快晴で気持ちがいい。
フードを被って歩いていると徐々に体があったまってきた。目指す毛無山の稜線を眺める。
稜線が白くなっている。霧氷だろうか。
登山口横に駐車場があるが一台も止まっていない。毛無山は貸し切り状態だ。慎重に歩かな
ければならない。まだ空気は冷たいがここから始まる急登りに備えてウインドブレーカーを
しまって、ジップシャツ一枚にする。登山道入口付近の紅葉はまだまだ見頃だ。
渓流のせせらぎの中をどんどん標高を上げていく。標高差1079mを2494mで登るので
勾配は43%になる。かなりの急勾配だ。
不動の滝の標識があるがちょっと遠すぎて迫力が伝わってこない。
急登りが続く途中にあるマツダランプの標識は奥多摩でも見ることができる。
なんとなく安心する。ここは甲武信ヶ岳の徳ちゃん新道のミニ版のようだ。汗がしたたり落ちる。
ゴロゴロ岩地帯の急登りが続く。全く休ませてくれない。これ程寒いのに大汗をかいてしまった
ので休憩を取る気がしない。スタートから2時間30分を経過しているがノンストップで山頂を
目指す。分岐点に到着した。
昨年登らなかった北アルプス展望台に登ってみた。山頂が雪をかぶった北岳がよく見えた。
山頂付近は少し雪が降ったかもしれない。歩行に問題はない。足が攣ることなく無事に
毛無山山頂に到着した。ちょっと長めの休憩を取ろう。汗で体が冷えてしまう。ジップシャツ
を脱いで石の上で乾かした。風がなく穏やかな山頂である。コーヒーを入れて富士山を
眺めていた。
気になる注意看板である。まだ駆け出しだが一人で雨ヶ岳を目指す。
稜線歩きは穏やかなアップダウンが続いた。前回の反省を生かしスピードを落として歩いた。
標識もあるしクマ笹も刈られている。標準の登山能力があれば道に迷うことは無いはずだ。
毛無山方面を振り返る。緩い尾根を下ってきた。稜線では木に囲まれて景色が見えないかと
思っていたが所々で富士山が見える快適な稜線であった。
もちろん雨ヶ岳からも富士山が見えた。ここで今日初めての登山者とすれ違った。登山日和の
一日だ。どんどん人が増えるだろう。瑞足峠に向けて高度を下げていく。
瑞足峠からもう一座の竜ヶ岳を見上げた。すぐ到着しそうだ。
登山道に霜が降りたのが溶けてきてドロドロになっている。帰りは滑りやすくなるだろう。
頂上付近はクマ笹に覆われていた。人の声が聞こえる。団体の登山ツアー客でもいるかも
しれない。頂上に到着すると20名くらいの男女の学生がデカい声を出して記念撮影をし
ていた。あまりにうるさいので酒でも飲んでいるのかと思った。迷惑など考えらレない連中
なのだろう。
木製のベンチでくつろいでいる二人組の夫人に声をかけてベンチの端を貸してもらう。
ここでお昼にした。三島から来ていて、一人はネパールのエベレストが見える山まで
登るそうだ。別れ際にチョコレート貰った。
午後になると少し雲が出てきた。瑞足峠まで戻り、東海自然歩道を歩く。
標高を下げるとまた紅葉が楽しめた。A沢貯水地から竜ヶ岳を見上げると山頂が広く平らな
ことが確認できた。
根原のつり橋は定員が5名であるが一人で歩いてもすごい揺れた。スリル満点である。
まだ平坦な道でなく軽いアップダウンが続く。
迂回路方面に向かい道の駅朝霧高原を目指す。雲の中に富士山を確認する。

膝の痛みも疲れも出なかった。
天気が良ければ富士山
