2013年10月13日(日)天気快晴
今年の夏は体調不良で予定していた山を歩けなかった。秋になり体調も少し上向いてきたので
夏に予定していた常念岳~蝶ヶ岳に登ってきました。前日は北西の強風により槍ヶ岳や穂高で
初冠雪があったようだが、今日は穏やかに晴れる予想。休日割引を利用して真夜中の高速道路
にを走らせた。
行程
駐車位置(5時23分)→三俣P(5時36分)→三俣登山指導センター(5時47分)→常念小屋(8時25分)
→常念岳(9時8分)→蝶槍(11時20分)→横尾分岐(11時58分)→蝶ヶ岳ヒュッテ(12時15分)
まめうち平(13時38分)→三俣登山指導センター(14時24分)→三俣P(14時34分)
→駐車位置(14時47分)
距離17km(駐車位置から) 累積標高2155m 総移動時間9時間24分(休憩時間含む)
カーナビだと三俣駐車場が確認できない。林道は道幅が狭いが舗装路である。
林道を奥に進んでいくと路肩駐車の車が見えた。小回りが利かないので今のところで停めれば
よかったか、と考えて三俣Pまで行かずにUターンして先ほどの路肩に駐車する。
5時15分、空はまだ暗いが5時40分には太陽が昇るだろう。登山道口まで何キロかわからない。
周りの人を見るとヘッデンを点けて出発している。今日が初めてのヘッデンの使用になった。
ほんの15分くらいであったがなかなか快適だ。あまり積極的には使用したくは無いがザックには
いつも入っている。
三俣Pまでの距離は1.2kmくらいであった。さらに林道歩きで三俣登山指導センターを目指す。
登山届けを出す小屋に携帯のお知らせがあり、ドコモ◎au○ソフトバンク×と書いてあった。
登山道分岐の標識に常念岳7.1kmと書いてある。かなりの長距離だ。
一昨日の山行の疲れは残っていない。等高線に沿って徐々に標高を稼いでいく。非常に歩きやすく、
整備された登山道だ。木の間から蝶ヶ岳方面を確認できた。
足裏に大地を感じることが出来る。歩き出しの調子は上場だ。標準点櫓跡付近で一時勾配が
緩やかになる。朝日を振り向くと富士山が確認できた。前常念岳が見えてくる。第一ピークで
稜線の先に昨日冠雪した穂高連峰の一部が見えた。松本市方面は雲海の下だ。
森林限界を超えると岩地帯の登りが続く。トランゴ S EVOの一番得意とする状況だ。
足に体重を乗せていくと、ソールが岩に張り付いたように安定してくる。
ペイントが薄くて時々見失いがちになる。調子は絶好調である。どこか途中でプツンと停まってしまう
前常念を越えて稜線出でると常念岳が確認できた。ここで昨日の北風の残りが吹き荒れてきた。
一気に体温が低下し、指が痛くなった。すぐにグローブを着けてウインドブレーカーを羽織る。
すぐ体は温まってきたが、岩場で足場が悪い為に強風に煽られる。ここでの転倒は大怪我になる。
常念岳山頂には北側から登っていくが又北風が吹き荒れてきた。常念岳山頂で写真を撮ったら
なんとiphoneが寒さの為にシャットダウンしてしまい使えなくなってしまう。強風の為に一時零度以下
に下がったかもしれない。皆のカメラは調子がよさそうだ。
南側に回りこみ休憩を取ると風が吹きつけなので快適である。iphoneは予備のバッテリーを接続したら
回復したがログが切れてしまった。水分補給をしながら蝶ヶ岳方面を確認する。最初の下りが気になるが
沢山人が登ってきているのでそれほどハードではない筈だと考えた。
蝶ヶ岳の稜線に向かう。登山道は、右側から緩やかに回り込みながら下るように出来ていた。
登り登山者優先で下っていく。
岩地帯の下りで滑りやすい状況だが、膝も体力もまだ余っていて好調が続いている。
大分高度を下げてまた森林地帯に入った。蝶ヶ岳までハードな稜線歩きだと考えていたが
鞍部まで高度を下げていき、再度森林地帯から蝶槍に向けて登り返さなければならない。
気分が少し重くなる。アップダウンの激しい稜線歩きの方が気分的に楽である。
常念岳~蝶ヶ岳のコースの累積標高が2000mとなるのは完全な登り返しがあるからだった。
蝶槍で歩いていた稜線を振り返る。そこから特に標識が無い三角点を通過する。
蝶ヶ岳ヒュッテの方を確認すると後は、緩やかな稜線歩きだ。
景色がいいのでお昼の場所を探すことにする。
右手に穂高連峰が見える風が防げるケルンの後ろでカップめんとメロンパンを食べた。
横尾の分岐地点を通過する。横尾に下れば上高地に出れる。
梓川と上高地方面が良く見えた。蝶ヶ岳ヒュッテ手前に方位盤があり穂高連峰の山の名前を確認
出来る。
蝶ヶ岳ヒュッテで有料トイレを借りた。左に回りこんで登山道に出る。
コーヒーを飲む為に、お昼にお湯を沸かしてサーモスに入れておいたが
時間があまり経過していないのでそのまま歩き続けることにした。
標識を良く確認して三俣方面に下山を開始する。足の好調はまだ維持されいる。歩きやすい
林の間から常念岳が遥か彼方に確認できる。朝あの稜線を歩いてきたんだなと思いふける。
途中下山道から、平らな森林ウォーキングに変わるが松やブナの林が美しく、鳥の鳴声も聞こえて
お約束のゴジラの木の前でシャッターを切りその先の力水を一杯いただく。
飛ばしすぎてさすがに足裏が少し痛くなってきたが問題は無い。まだまだガンガン歩けそうだ。
三俣駐車場から約1km歩いて路肩駐車スペースに到着した。
最近の山行ではベストコンディションで最高の天気の中、常念岳・蝶ヶ岳を堪能することが
出来た。足の状態も絶好調で疲れ知らずであった。 (`・ω・´)
1年4ヶ月履いた相棒のトランゴS EVOのソールが残りわずかになり濡れた場所だとつるつる滑る。
張替えの修理に出さなければならない。唯一の欠点がソールの寿命が短いことである。