2013年9月20日(金)天気快晴~21日(土)朝ガス後
快晴
昨年に引き続き恒例の尾瀬縦走に行ってきました。
登山道には、先週の台風18号の影響がありましたが、2日間とも良い天気に恵まれて
絶好のハイキング日和となりました。今回も1日目に飛ばしすぎてしまい、2日目にはヘロヘロになって
いましたが怪我もせずに尾瀬を堪能することが出来ました。
行程
1日目
富士見下P(5時54分)→富士見山荘(7時25分)→沼尻休憩所(10時18分)→燧ヶ岳(12時37分)
→見晴(14時57分)→元湯山荘(15時21分)
距離23.4km 総移動時間9時間30分(休憩時間含む) 累積標高1700m 平均速度 2.4km
2日目
元湯山荘(6時29分)→山ノ鼻(8時1分)→至仏山(10時11分)→鳩待峠(12時10分)
アヤメ平(13時48分)→富士見下P(15時34分)
距離26.3km 総移動時間9時間3分(休憩時間含む) 累積標高1360m 平均速度2.8km
澄んだ空気とおいしい水を求めて今年も尾瀬に行ってきました。上高地にも行ってみたが尾瀬の方が
好きならしい。昨年とほぼ同じコース取りです。
富士見下Pには3台車が停まっています。まずは富士見小屋まで約7kmの林道歩きから始まります。
緩く登っていきますが、ザックが重く去年より急に感じます。
富士見小屋に到着すると早くも女性ハイカーに遭遇して「富士山が見えないですね」と
言っていました。
尾瀬沼~沼尻休憩所を目指します。先週の台風18号の影響で大木が倒れている所が2箇所
ありました。泥地に足を着くとなんと・・・
登山靴がすべて沈み込み、潜ってしまいました。雪用のスパッツは装着しますが、雨用の
スパッツは暑がりなのでめった着けません。両足とも泥で真っ黒けです。
この泥汚れが2日目の山行に影響が出るとは考えてもつかないことでした。
小川でさっと登山靴をつけてきれいにします。沼尻休憩所ではご夫婦の人と話していました。
本格的な登山道に入る燧ヶ岳に向けて十分休憩を取る筈が、向こうが立ち上がったので
私も立ち上がってしまいました。大失敗です。
尾瀬沼を最後に確認して、ナディ窪を登ります。距離は約3kmで標高差は657mです。
大きな岩がゴロゴロしています。今日の気候はまだ夏です。汗が滴り落ちます。ここまで14km
歩いてきて休憩を10分しか取らなかったのでナディ窪途中でかなりへばってきました。
去年は一気に上れたのですが。
分岐点からは手が届くほど俎嵓に近づきましたがここで水分補給の休憩を入れます。
山頂には、2人のハイカーがいました。
山頂から尾瀬沼を見てこれから向かう柴安嵓を確認します。ここから約20分で到着予定です。
燧ヶ岳山頂に到着しました。晴天の山頂です。ここでカップめんを食べました。
本日の核心部はナディ窪ですが、見晴新道を下るのは一苦労です。
先行していたカップルにすぐに追いつきました。昨年はあまりにも荒れた登山道で閉口しましたが、
今回は2回目なのでそれほどやだなとは思いません。しかし昨年よりさらに状況は悪くなっていました。
登山道と言うより川の底を歩いている感じです。ゴロゴロの岩があり突然掘れていて、1mくらい
段差があります。頂上から見晴まで3.4kmで942m下ります。段差が大きいので膝を酷使しました。
頂上から約2時間で見晴しに到着です。ここまで来れば、見慣れた木道歩くとなります。
昨年より大分早く元湯山荘に到着しそうです。
木道から登頂をした燧ヶ岳を確認します。今年も尾瀬山荘から2,000円割引券が届いていたので
部屋では千葉から来たおじさんと相部屋になりました。まずは温泉に入ります。昨年は温すぎたので
すが今回はいい湯加減です。故障中の頚椎をマッサージしました。
夜ご飯も去年より更においしくなった気がします。ご飯の後はやることが無いのでもう一度温泉に
入ってきました。貸しきり状態です。しかし筋肉が疲労しているときは、冷やさなければいけなかったのに
首の為に2回も温泉に入ってしまいました。当然夜が眠れなくなってしまいました。
翌朝、衛星放送のウェザーニュースをチェックしていたのですが、予想に反して朝から霧が
立ち込めています。これでは至仏山の蛇紋岩がつるつるすべってあぶないなと、考えていました。
去年は晴天だったことだし、今回は霧の尾瀬ヶ原の写真も収めておきましょうか。
木道分岐地点まで来るとガスがどんどん取れて来ました。人もどんどん増えてきます。
山ノ鼻に到着する頃にはガスがすっかり取れて昨日のように晴れ渡ってきました。
昨日の反省をこめて山ノ鼻で30分の大休憩を取ります。その間に沢山のハイカーが至仏山
8時30分に再スタートを切ります。ところが・・・
登り初めから息が切れて心肺機能が限界のようです。元気な人に付いていけません。
そういえば昨年も同じような記憶が蘇ります。私にとって至仏山はきつい記憶の山となっています。
昨日のハイペースと見晴新道の下りで筋肉が消耗してしまい回復しないようです。
休憩をとっても回復しない状況になりました。。こうなるとペースを変えずに歩き続けるしか
ありません。偽ピーク(第一ピーク)を越えてなんとかいつもの休憩するベンチを目指します。
疲労感と汗は酷い状態ですが、いつもの休憩ベンチまで一度も停まらずに到着することが出来ました。
至仏山頂はもうすぐそこです。距離3kmで標高差が800mを1時間40分で登ってきました。
連休ですので沢山のハイカーで賑わっています。写真を撮っていつものお昼のベンチを目指します。
足の筋肉や膝の柔軟はまだまだ余裕があります。心肺機能は疲労蓄積でいっぱいいっぱいに
なってしまいました。
お気に入りのベンチでお昼にしました。カップめんとバタースコッチです。
鳩待峠に向かう長い下り坂で足の裏が少し痛くなってきました。靴の中がジメジメしている感じです。
靴下は取り替えてあります。考えられることは長い距離を歩いているので汗の放出が間に合わなく
なっていること、昨日泥の中に潜ったまま良く洗わなかったので、泥つまりでゴアテックスが機能
しなくなってしまった。たぶん後者だと思いますが、今更どうにも出来ません。
鳩待峠で水分補給をして、アヤメ平を目指します。汗で足がふやけて少し切れているようです。
昨年アヤメ平に始めて来てその景色に感動しました。今日も昨年に劣ら無い晴天です。
横田代を越えて前方に燧ヶ岳が見えてきます。太陽を背に歩いているので湿原の
美しさが映えます。
そして一年ぶりのアヤメ平に到着しました。昨年と全く同じ景色が広がっているのに、その美しさは
楽しみ取っておいた行動食のスニッカーズを食べて景色を堪能しながらコーヒーを飲みます。
富士見小屋からは7km下り駐車場を目指します。足裏を痛めていますが最後の力を振り絞って
力強く下っていきます。
砂利が結構痛かったけど無事に駐車場に到着しました。
秋は全く感じられなかった。2013年の夏が終わった感じです。