2012年8月25日(土)天気快晴
最終日の夏休み山行は八ヶ岳の縦走にしました。距離が21kmになりますが累積標高が2000m
に届かず1935mなのでそれほどハードではないと考えていました。
しかし時間は掛かるので日の出の出発を目指しました。
行程
美濃戸口→美濃戸山荘→赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳(奥ノ院)→赤岳→阿弥陀岳→美濃戸口
距離21km 行動時間10時間30分(休憩時間含む) 累積標高1935m 平均速度2km
4時30分に茅野の宿を出発して美濃戸口に向かいました。セブンイレブンでパンの朝食を取ります。
八ヶ岳山荘前に車を停めて5時15分に登山スタートです。半袖の腕が涼しさを通り越して
肌寒く感じます。北アルプスでは蒸し暑い山行が続きましたが、八ヶ岳に来てやっと涼しさを
感じることが出来ました。美濃戸山荘付近まで林道歩きとなります。車で登ってくる人も多いいですが
乗用車やミニバンだと間違いなく腹を擦ります。
6時2分に美濃戸山荘に到着です。涼しいスタートができました。天気もガスが出なく快晴の
感じです。
美濃戸山荘から北沢ルートで赤岳鉱泉を目指します。緩やかな登りの林道はまだ続きます。
北沢を何度も横切ります。登りの傾斜は緩くかなり楽な印象です。3日目になりますが天候も
良いので足取りも軽くなってきました。
赤岳山荘に7時37分に到着しました。涼しいので汗が出ません。水場で水が出ていたので
水筒の水を入れ替えました。ここで小休憩を入れます。
硫黄岳を目指します。苔地帯を通過しました。勾配は緩いままです。硫黄岳山頂が見えてきました。
森林限界を超して直射日光に当たってきたので汗が出てきました。
8時45分に硫黄岳(2760m)山頂に到着しました。ガレていますが山頂は非常に広いです。
硫黄岳の爆裂火口壁が見えます。これから向かう横岳・赤岳の稜線も良く見えました。
休憩後、横岳を目指します。
硫黄岳山荘を9時13分に通過しました。横岳の険しい稜線が見えます。この辺りから
梯子や鎖が掛かり足場の悪い所が続きます。落石に注意をしスタンスをしっかりとって
三点支持で慎重に移動しなければなりません。両神山の登山経験があれば全く問題はありません。
横岳(2829m)に9時51分に到着しました。一度歩いてきた硫黄岳方面の稜線を振り返ります。
赤岳方面の稜線を確認します。地蔵の頭に10時43分に到着しました。そのまま赤岳展望荘
を目指します。
赤岳展望荘と赤岳山頂が見えてきました。10時56分に赤岳展望荘に到着です。
青いベンチで休憩をとり行動食を食べました。その後急坂にアタックを仕掛けます。
脈が最大値まで上がり息が乱れます。心臓が口から飛び出しそうです。
岩場で三点確保も必要になります。通常は息が乱れないように歩きますが
まだまだいけそうなのでかまわずこのまま頂上を目指します。
11時19分に赤岳頂上小屋に到着しました。
狭い頂上にはたくさんの人で賑わっていました。
赤岳でお昼を考えていたのですがあまりの混雑に写真だけ撮って移動します。
赤岳(2899m)山頂に11時24分に到着しました。
眼下に赤岳鉱泉が確認できます。ここから阿弥陀岳に向かいます。しかしここの分岐で
コースミスをしてしまいました。中岳・文三郎尾根に向かわなくてはならないのにキレット・権現岳方面
に向かってしまいます。10分ほど進んだところで阿弥陀岳が確認できなくなり地図を見たところ
間違った方面に進んでいました。
10分かけて戻ったので20分のロスです。((>д<))
文三郎尾根分岐に12時3分到着しました。これから向かう中岳・阿弥陀岳方面を確認します。
コースミスの為に、お昼を取る所が無くなってしまいました。
赤岳方面からのザレ場の下りは大変すべりやすい所です。その先に平らなところがあったので
ここでお昼にしてきつねうどんを食べることにしました。12時15分です。
今日は他の行動食はすべてもう食べてしまいあとはカロリーメイトとピーナッツしか残っていません。
食事はもちそうですが、直射日光に当たり続けて水分補給をまめにしていたので水の
残量が心許なくなって来ました。
中岳のピークはすぐでしたか急登りとなります。続いて最後の阿弥陀岳の稜線を確認します。
振り返ると歩いてきた赤岳からの稜線がきれいに見えました。阿弥陀岳の登りも三点確保が
必要となります。
13時13分に阿弥陀岳(2805m)山頂に到着しました。赤岳山頂に比べると人が少なくて
静かです。360度展望は開けています。諏訪湖も良く見えました。ここで最後の休憩を入れます。
ここから美濃戸口まで御小屋尾根を選びました。
頂上からの道は50cmくらい切れ込んでいるだけなので分かりづらいです。
急な下り坂でロープも設置されています。行きの北沢ルートのような穏やかな道を想像していたのですが
コース半分ほどは段差が激しいハードな下り道となります。山と高原地図では一般ルートでは
無いようです。ハードな下り坂で膝が限界に近づいてきました。
甲斐駒ケ岳のように限界を超すわけには行きません。無理が出来ないのでかなりペースを落としました。
半分ほど歩けば穏やかになります。この区間はかなり長く感じました。水分の残りも
少なくなってきています。
林道から舗装道路になりました。舗装路を歩き15時47分に無事に八ヶ岳山荘に戻ってきました。
2~3回地球を蹴飛ばしてしまいましたがたいした怪我も無く無事に下山できて山ノ神様に感謝します。
今年の夏休み登山が終了しました。