7月31日(火)天気晴れ晴天の一日


南アルプスで登ってみたい山は、北岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳になります。


前回の庚申山~皇海山の山行がきつめだったので、少し緩い所がいいなと思っていました。


南アルプスのデビューは、涼しいところを目指して北岳にすることにしました。


天候も北岳の山々も最高だったのですが、酷いルートミスを犯してしまい全然気が付かずに


中白根山まで登ってしまいました。修正した行程では険しい下りの登山道になり


休憩時間も十分取れずに、今日もハードな山行になってしまいました。ぶーぶー


修正行程


広河原→大樺沢二俣→雪渓→八本葉コル→吊尾根分岐点→北岳山頂→吊尾根分岐点→北岳山荘


→中白根山→北岳山荘→八本葉コル→雪渓→大樺沢二俣→広河原


距離19.6km 移動時間9時間6分(休憩時間含む 広河原から) 累積標高2,392m 平均速度2km


赤予定ルート 紫GPSログ


カーナビを芦安にセットして中央高速を走っていると甲府昭和ICで降りろと指示が出てきますが


無視して中部横断自動車道の白根ICに向かいます。白根ICから市営芦安駐車場までは


17kmでした。芦安駐車場付近は細い道になり初めてなので判りづらい所です。


第3駐車場が空いていたので車を停めましたが今日は第1も第2も停めれました。


トイレがあるのが第3駐車場になります。5時33分に到着しました。車から降りると少し半袖では


寒い朝でした。おそらく18℃くらいだったと思います。5時30分のバスに乗りたかったので


すがあきらめて次のバスを待つことにしました。バス停に行くとおじさんに次の発車は7時だよと


言われて乗り合いタクシーに荷物を乗せました。時間が少し厳しくなったなと思いましたが


待つしかありません。先に乗っていたご婦人の二人連れがおじさんとなにやら言い争っていいます。


甲府からタクシーに乗ったそうですがその運転手が6時に出発するバスがあると言ったそうです。


おじさんは悪くありません。すると乗り合いタクシーでなく普通のタクシーで広河原まで行くこ交渉が


まとまりました。そして私にも1,100円(正規の料金)でいいから乗れと言われてありがたく


乗車しました。ちなみに大阪のおばちゃんではなくもっと上品な婦人でした。


登山ブログでバスは乗り心地が悪く気持ち悪くなるとの情報を得ていました。


初級ハイカーの日記 初級ハイカーの日記


快適なワゴン車で6時34分に広河原に到着しました。結構な距離があります。帰りのバスの時間を


調べたら4時10分と言われました。


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ひんやりしますが、天気は快晴です。雲ひとつありません。北岳山頂が良く見えました。


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吊橋を渡り広河原山荘を横切ります。


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分岐を二俣方面に向かいます。


登り始めは緩やかに沢に沿って登っていきます。空気がおいしいです。涼しくて汗はすこし


かく程度でした。日光白根山に似ているなと思っていました。


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北岳に来ているハイカーはマナーがよく直ぐに道を譲ってくれます。ちょとオーバーペースになって


きましたが、お礼を言って追い越していきます。森林地帯を抜けて直射日光を浴びると喉がひりひり


渇いてきました。首周りが焼けている可能性があります。


スタート時に日焼け止めを塗りましたが再度塗り直しました。


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大樺沢二俣に8時13分に到着です。雪渓は何処まで登るのだろうと見てみると最上部まで


登るようです。アイゼン無しの人もいますが私は軽アイゼンを装着しました。距離が長いので


アイゼンを装着してサクサク登ってしまう作戦です。


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アイゼンを装着しても効かない箇所もあります。最上部のほうはかなりきつい勾配になっていて


結構しんどいです。雪渓に慣れていないので足に余分な力も入ってしまいます。


天然の冷蔵庫との情報がありましたが、汗が吹き出てきました。


再び喉が渇いてきたので、最上部の雪解け水をペットボトルに入れて飲み干しました。


冷たくておいしかったです。


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雪渓上部でテント装備のお兄さんが道を譲ってくれましたが、雪渓でかなり消耗していたので


そのままお兄さんに先導してもらい八本歯のコルまで引っ張ってもらいました。


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ガレ場と木製の梯子の急登りが続きます。左俣コースの雪渓が眼下広がりどんどん


高度を上げていきます。


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八本歯のコルに9時35分到着しました。テント装備のお兄さんにお礼を言って北岳を目指します。


体力が十分回復しました。


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ガレバの連続になります。どこかで見たシリーズですがここは谷川岳の西黒尾根のそっくりだと


思いました。ここを下るのは厄介だなと考えて登っていきましたが、まさか下りにここを使うとは


今は考え付かないことでした。


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快晴の天気のおかげで富士山が良く見えました。北岳山荘と稜線が見えて北岳山頂の次は


あそこを目指すのかと思っていました(←酷い間違いの始まり)


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吊尾根分岐点に10時1分に到着です。北岳山頂を目指します。山頂に人影が見えてきました。


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10時14分に北岳山頂に到着しました。天気が最高ですので360度見渡せます。


たくさんの人で賑わっていました。


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時間も早いのでここでカフェオレを飲むことにしました。行動食のアンドーナツも食べます。


カメラをよく頼まれたので写してあげました。飴の袋をみたら高度でパンパンに膨らんでいました。


今日は特にゆっくり歩いて高度に慣れることはしなかったのですが高山病の症状は全くありません。


山頂付近の先に下山していく人達を見ました。標識は特にありません。


そんな道があるんだと思いましたが、私のカシミールの地形図は古いのかなと思い確認することも


しませんでした。(←間違えに全く気づかない)


景色を堪能して10時51分に吊尾根分岐点に降りてきました。(←こちらに戻ってはだめ)


北岳山荘を目指します。(←北岳山荘と北岳肩ノ小屋を勘違いしている)


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北岳山荘とその奥に広がる雄大な稜線が見えます。標識の間ノ岳とは聞いたことが無いなと


思っていました。(←まだ確認しない。)


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落石注意のガレ場を下り11時16分に北岳山荘を通過しました。間ノ岳とは小太郎山の途中にある


山かなと思っていました。(←全然違う)


この稜線から右に降りる道を行くのだと考えていました。


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稜線を山頂に向けて登ります。結構なガレ場の登りとなります。


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山頂に着いたら標識が古くて字が読めません。あれほどいたハイカーずいぶん少なくなったなと


感じてきました。すれ違ったハイカーは70Lぐらいのザックで完全なテント泊仕様になっています。


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11時45分にやっと地図を確認しようと思いました。まずiphoneのDIY GPSを起動しますがバグが出てい


て現在地を示していません。故障かなと一瞬思いました。それで紙に焼いた地形図で確認すると


私の現在地が北岳山荘を越えて中白根山を越していることが分かりました。北岳山頂から2.4kmも間


違った方向に進んでいました。DIY GPSは自分で地図を入れているので範囲が中白根山まで


入っていません。馬鹿なことをしてしまったという気持ちで落ち込みます。


とりあえず北岳山荘に戻ろうと考えました。後ろを振り返ると北岳山荘と北岳が遥か


彼方に見えます。ガレバを下りながらどの道が一番早く広河原まで戻れるか考えていました。


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12時24分に北岳山荘に戻ってきました。広河原の最終のバスの4時10分が気になります。


馬鹿なことをしたショックで食欲が無かったのですがバテては歩けないと思いここでカップめんと


カロリーメイトを食べました。いつもはおいしく食べるのですが今日は無理やり口に押し込みました。


体力はまだ余っていますがパニックになり時間の計算をすることが出来ません。北岳山頂に戻るより


八本歯のコルから左俣を下る方が来た道なので早いのではないかと考えました。直ぐ出発です。


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すると八本歯のコルに向かう巻き道があったのでそこを通ることにしました。


急なガレ場を慎重に下ります。少し足裏が痛くなってきました。


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八本歯のコルを13時20分に通過しました。ここの標識は距離が書いていなく時間のみです。


ちなみに二俣まで1時間20分、広河原まで3時間となっているので4時20分になってしまいます。


タクシー代は7千円になります。まだ全然気が抜けません。雪渓上部に到着しました。


ここで又小川の冷たい水を飲みました。アイゼンを装着します。下りは登りと違いアイゼンが


効いています。4名の登りのハイカーにすれ違っただけで広河原に向かう人は全く合いません。


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大樺沢の森林地帯の下りで夫婦づれを追い越しました。4時10分に間に合うか聞かれたので


GPSで距離を見てあと1.2km位だから頑張れば間に合うでしょうと言いました。


この先大河原に向かうハイカーがどんどん増えていきました。足の指が少々痛くてスマートに


下っていけません。時間は目処が付いたのですがまだ飛ばして下っていきました。


広河原山荘に15時36分に到着しました。


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桟橋を渡り最後にもう一度北岳の山頂を目にしました。


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15時30分に広河原のバスターミナルに戻ってきました。乗り合いタクシーがすぐ11人になったので


出発してくれました。タクシーの中で話した人が昨日北岳山荘に泊まったそうですが、山荘のおやじ


さんが今日みたいに晴れる日は一年に数回しかないと言っていたそうです。


16時32分に快適な乗り合いタクシーで芦安駐車場に戻ってきました。


今日は南アルプスでビューの日だったのですが、自己嫌悪の陥るような酷い山行記録となってしまい


ました。反省しております。ブタ