私たちの多くはふだん、

「やるべきこと」「あるべき姿」

などに追われてしまっている

ことが多いです。

 

ふと止まって、

自分の気持ちに目を向けて

見ることは、あまり多くはない

のではないでしょうか。

 

気がついたら自分の

思っていたのとまったく別の

ことをやっていたり、

こころや身体が固くなって

しまっているかもしれません。

 

気持ちや感情はより

内側の、「内面の」自分に

近いところであり、そこに目を

向けることによりより自分らしい

ところに触れることができます。

 

私たちは育ってくる途中で

気持ちをないがしろに

されたり、あたかもこころが

ないかのように扱われたり

することも残念ながら

少なくないです。

 

「泣いてはいけない」という

メッセージも、自然な感情の流れを

止めてしまう、子どものときに

受けがちなメッセージです。

 

自分の気持ちや感情が分かったからと

言って、すべてすぐに思い通りに

なるわけではないですが、

少なくともそこからまた

反応や行動を考えていくことが

できます。

 

気持ちを無視したり抑圧

したりするのとは、

ずいぶん違ったことになって

くるのです。

 

気持ちに目を向け、自覚することで

より生き生きと生きていけるように

なっていきます。