たまたま、大学の関係で

この映画に関わった方がいて、

勧められて観てきました!

 

パリに暮らす

さまざまな家族たちの

オムニバス的映画。

 

というか、実は

ストーリー的なものを

求めていたので、

その点はちょっと

がっかりしてしまったのです。

 

しかしいくつもの視点が

あって、それが

編み合わさるように

映画やストーリーが

練られるというのは、

現代的でもあり

今後も増えていくのかも

しれません。

 

ネタバレしない程度に

書きますが、

題名に「家族」とありますが

これは母親について、

「母の日」についての映画。

 

思い出すまま

書いていきますが、

たとえばなかなか

母親離れしない

大人の息子と母。

年老いて頑固になってしまった

母と3人の娘たち。

妊娠が分かって

なかなか彼氏に打ち明けられない

若い娘さん、等々。

 

さまざまな組み合わせや

状況の『母と子」たちが

描かれていきます。

 

極めつけの一つは

任期4年目の女性大統領が

妊娠し出産して、

子育てしながら

政務をこなしている、

という設定。

会議の合間に

追われるようにして

オムツ替えをします。

 

あるところで確認したところ、

実際にはフランスには

女性首相はいても、

女性大統領は

出たことがないんだそうです。

 

我が国でも

政治家や企業トップなど、

もっと女性が必要と

叫ばれていますが、

実際問題として女性が

ある重責を担うとしたら、

その間母親になるという

可能性もゼロではないのです。

 

それは女性の現実ですが、

だからといってそういう

ポジションから女性を

遠ざければいい、

というのも違うと思います。

 

ある国家公務員キャリアの

女性が、子育てしながら

仕事をこなし、ただし

料理を全部あきらめた

(家事代行の人に

作りおきしてもらって

冷蔵庫にストックする)、

という記事を読んだことが

あります。

 

「あるべき」を離れ

やろうとしてアレンジすれば

できるのかもしれません・・・

 

(予告編、こちらです↓)

http://synca.jp/paris/