オープンハートの海景。(みかげ)です☆
先日、実家でこんなボロボロになった
一枚の紙きれを見つけました。
『一般用米穀購入通帳』と書いてあります。
なにこれ?母に尋ねると、
昔はこれがないとお米が買えなかったとか。
そんな時代があったなんて、びっくりです。
それも、そんなに昔のことではないのです。
昭和45年(1970年) 10月 5人 75キロ
昭和45年(1970年) 12月 5人 75キロ
昭和46年8月(1971年) 6人 90キロ
確かに昭和46年8月に弟が生まれています。
そもそも米穀通帳は、お米が配給制だった
戦争時代の名残りみたいですが、配給制が
始まった理由は戦争や自然災害によりお米
などの供給量が需要を満たさなくなった時に、
平等にお米を行き渡らせる事を目的として
設けられたそうです。
以下はウィキペディアより
『一般用米穀類購入通帳では、基本配給である政府配給米の内地米・徳用上米・うるち米と自主流通が認められてからは自主流通米のうるち米の基本配給項目及び、希望配給項目の政府配給米である徳用米・もち精米及びもち玄米と自主流通米のもち米の項目が存在し、小売業者名と販売日と前述米種と配給数量を記述するようになっていた。』
そういえば、祖母が生きてた頃に
『○○は栄養失調で亡くなった』という
ような話をよくしていたなぁ、と
思い出しました。
今の日本からは想像すらできないけれど、
そんな時代が確かにあったんだ…
何の不自由もなく暮らせる今の日本が
どれだけ幸せなことかを実感しました。
感謝とともに、食糧難で十分に食べること
のできない人が世界中には今でも沢山いる
ことを忘れてはならない…
このボロボロになった一枚の紙から
そんなことを考えさせられました。