私、親からね、
散々、
『特別だ
スゴイ
勿体ない
才能ある』
て言われてきたけど、
30年生きてきて、
鏡を見てみるけど
髪ボサボサで子育てで疲れた顔
人並み以下の給与明細額に
人並み以上の家事タスク
ボーナス貰える地位でもない
後世に残す財産も会社も何にもない。
ただ毎日
家事、育児、通勤、仕事
それをこなすだけで精一杯で。
20年前に信じてた、
『きっと自分は何かを成し遂げているんだ』
という幻想を、
やはり幻想なんだと実感してる最近。
結婚で転居・転職
出産でブランク・転職
自分がこれが良いと思った選択肢のせいで
仕事も続かないから地位も給与も上がらない
同い年の女性マネージャーだっているのに。
幻想と現実の落差の上に
更に『あなたは凄い』と褒められると
何が凄いのか、こんな人並み以下の生活してるのにと
余計に惨めになる
でも、最近やっと、
自分は何も無いんだ、無かったんだと
わかってくるようになってきた。
そしたら、
もう自分を誇示する必要もない
変わり者のフリする必要もない
才能があるフリをする必要もない
と、
いい意味で、
あ、自分はできないんだと
良い意味で、
諦めがつくようになってきた。
そうしたら、
なんだか
段々自分らしく生きていけそうな気がしてきた。
身内の皆んなみたいに、
起業できないかもしれない
凄い偉業は達成できないかもしれない
一生、貧乏暇なしの人生かもしれない
それでも、
このままずっと、
幻想との差に打ちひしがれる人生よりは
良いんじゃないか
そんな気がしてきた。
一般大衆
いや、それ以下の存在なんだろうが、
そうなんだと思って生きた方が
生きやすい気がしてきた。
自分は何もないんだと、
自分で期待せず、
力抜いて
淡々と生きてるだけでもいいんじゃない？
そのほうが、
心の幸福度があがるよ。きっと。
長かった、幻想の呪縛を
幻想だったと気づくのにかなり時間がかかった。
今まで若かったからね、
自分はまだやれる、と
どこかで夢見てたところがまだあったけど、
30過ぎて、
やっと現実を見れるようになったよ。
遅かったなー
でも時間は取り戻せないから、
これからを、もう少し楽に生きたいと思う。
希望や夢を持つ事は
悪い事じゃないよ。
でも、それって、
現実があってこそ
現実の自分が見えてる中での目標でないと、
ただの幻想になって、
自分で自分の幻想だけ追いかけて追いかけて
息が切れて
崖っぷちなの気づかず
落ちて死んじゃうことになるからね。
見極めが難しいね。
理想の自分になれないのを悩む皆んな
幻想からの呪縛を解放してみて！
なんだか私の黒歴史になりそうな日記でした
