※ 超長文につき、ご注意ください。
旅行7日目、イスタンブール滞在2日目。
ホテルでの朝食バイキングをしっかり食べたと言うのに、朝からフロントで貰ったクッキーを食べたいとせがんできた娘。
( ホテルスタッフが娘を見かけると、笑顔でさっとクッキーを差し出してくれるのです。ありがたいサービスだけど、親としては複雑 )
このクッキーはDouble treeのシグニチャーアイテムで、宿泊者は無料で貰えるのですが、海外ならではの大きくて温かいチョコチップクッキーに、すっかり娘は首ったけ
チョコもクッキーも今までほとんどあげたことがなくて、もとい甘いものはあまり好きではなかった娘ですが、ここに来てチョコチップクッキーに目覚めてしまうとは、、、
朝食でサラダをモリモリ食べていたし、旅先では自分だって節操なく食べたい放題だからと、クッキー以上に甘い親になってしまいました
この日は旧市街の世界遺産(トプカピ宮殿、アヤソフィア博物館、地下宮殿)巡りへGO
まずは歴代スルタン(王様)たちが過ごしたトプカピ宮殿へ。
前日まで娘の抱っこは殆ど私がしていたのですが、さすがに体重10キロを超えた娘の長時間抱っこ&起伏の激しい街歩きで腰が痛くなり、この日からは夫に抱っこパス!
贅を尽くした宮殿内部
強大なるオスマン帝国の栄華を物語る絢爛豪華な宮殿に、スルタンはもとより、ここで過ごしたお姫様たちの当時の暮らしぶりに思いを馳せるだけで、ため息がこぼれてしまいます。
撮影禁止エリアも多かったので写真は少ないですが、広大な敷地内での見所や展示品が多く、急ぎ足で見て回っても3時間以上掛かってしまいました
綺麗に整備された芝生の庭も美しく、娘はピクニック気分で楽しそう
トプカピ宮殿はアジア大陸とヨーロッパ大陸を隔てるボスポラス海峡を見渡す高台に位置しているため、テラスからの眺めも壮観でした
海峡を隔てて右側に見えるのがアジアサイドです。
トルコは雨季に差し掛かった時期でしたが、お天気にも非常に恵まれました
次なるは、アヤソフィア博物館へ。
アヤソフィアはビザンチン建築の最高傑作と言われており、ビザンツ帝国時代(東ローマ帝国時代)に正統派キリスト教の大聖堂としての建設を起源としています。
その後はラテン帝国支配下においてローマ・カトリックの教徒大聖堂とされていましたが、1453年オスマン帝国によるコンスタンチノープル征服(イスタンブールの旧称)によりイスラム寺院として改修が繰り返され、現在はどこからどう見てもモスクという外観になっています。
ちなみに、アヤソフィアは噴水広場を挟んでブルーモスクと対面。
アヤソフィア内部。
写真中央のドーム部に、近年の修復作業によって現れたキリスト教の聖母子モザイク像が見え、その左右にはイスラム教預言者ムハンマドの名が書かれた円盤が設置されています。
ビザンツ美術とイスラム美術が混在し、まさにイスタンブールの歴史的変遷を代弁する建造物であり、現在も無宗教の博物館として修復中
異教徒による侵略侵攻の繰り返されてきたイスタンブールの歴史は本当に奥が深く、知れば知るほど興味が湧いてくる土地です。
子育てがひと段落したら、また歴史的背景に基づく民族文化論を勉強し直したいな
ランチは、ブルーモスクの目と鼻の先にあるキョフテ(トルコ風ハンバーグ)の名店へ。
シンプルだけど、さすが老舗の行列店!という美味しさでした
これだけに終わらず、昨日の散策中に目を付けていたチキン丸焼きも
こちらは露店なので、1プレート10TL(=約350円)!
めちゃくちゃ美味しかったので、翌日も足を運びました(笑)
ひよこ豆を一緒に炊き上げたチキンライスも、露店でこんな感じで売っています。
こちらは一皿5TL(=約175円)。
ケチャップをかけて、素朴な味わい
たまちゃんは肉類を殆ど食べないので、この日もトウモロコシに夢中
Yummmmy
続いて、地下宮殿へ。
こちらもアヤソフィアやブルーモスクと目と鼻の先にあるのですが、なぜか今まで一度も入ったことが無かったので初訪問です
真っ暗の空間の中、水面に浮かび上がる無数の柱とアーチ状の天井。
地下にこんな巨大空間が存在したのかと驚くとともに、幻想的で神秘的な空間に圧倒されっぱなし
宮殿と言っても、もとはアヤソフィアと宮殿に水を供給するため、東ローマ帝国時代に大貯水槽として建設されたそうです
柱の高さを調整するために、大理石で作られたメデューサの首が利用されているものも。
ここで使用されているメデューサの首は、古代ギリシャ・ローマ神殿からの処分品を調達したものだとか。
こんなところでも、トルコの歴史の奥深さを垣間見ることが出来て、非常に感動しました。
地下宮殿は行くまでノーチェックだったけど、こちらも本当にオススメです!
アフタヌーンティーのために一旦戻ったホテルで仲良くなった、カナダ在住のパキスタン人親子
一緒に歌を歌ったり、普通に英語でコミュニケーションが取れている娘にびっくり
イスタンブール滞在中、一度くらいは雰囲気の良いレストランでちょっと贅沢なディナーをしようと考えていたのですが、結局この日の夕食もロカンタで済ませてしまいました
安くて、しかも美味しくて、高級店に入る必要全くなし
翌日に続く・・・