記憶がはっきりしているうちに、ソフロロジー分娩法での出産記録を残したいと思います。

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おはな 分娩経過①_出産前日 2014/7/7( 40w2d )


午前中、検診補助券の使える最後の妊婦健診へ。
子宮口は1.5cmほどしか開いておらず、赤ちゃんも下がって来ておらず、1週間前から変化なし。
主治医には「 今週産まれてくれれば御の字 」と言われ、内診で刺激( グリグリ )をされて帰宅しました。

まだまだ産まれて来ないと思い、病院帰りに2~3日分の食材を購入し、自宅に戻って鍋いっぱいの煮物を調理ダッシュ
( ※ 結局、その煮物は7日の夕食に食べただけで、残りは全て廃棄される運命になったのでしたううっ・・・
その後、当分産まれてこないのかと、室内でゴロゴロやさぐれる・・・

出産予定日付近から出産兆候に敏感になり目が冴えて眠れなくなっていため、赤ちゃんが下りてくるようにと夫と一緒にスクワット・ダンスを夜中に踊ってから就寝しましたパンだ


おはな 分娩経過②_出産当日 2014/7/8( 40w3d )

02:00
布団の中に入ってもなかなか眠れない中、生理痛のような下腹部の痛みを10分~15分間隔で感じ始める。
すぐに入眠不可能な痛みになったため、陣痛と判断。

03:00
痛みが徐々に強くなり、おおよそ10分を切る間隔になたため、念のため産院にTEL。
家事をする余裕はあったので、キッチン周りを片づけ、入院準備を開始。

04:00
痛みが3分~5分間隔になったため、産院に再度TELをして入院決定。
夫を起こし、産院に向かう。

04:30
産院到着&入院手続き

05:00
LDR入室

* 分娩衣に着替え、体重測定、お手洗いを済ませて分娩台へ
 ( ソフロロジー音楽スタート )
* 胎児モニタ装着、静脈確保
* 内診にて、子宮口が既に6-7センチに開口しているのを確認
 ( 助産師さんから、「 安産で午前中に生まれるわよ!」と言われる )

徐々に陣痛が強くなってくるものの、陣痛が3分間隔から狭まらず、破水もせず。
破水を待ってLDRに一人残され、分娩台の上でウトウト仮眠状態が続く・・・
( その間、夫も入院予定の個室で仮眠を取りながら、本格的な分娩開始待ち )

途中、陣痛の痛みを紛らわさせるために室内をウロウロw



会陰切開になったら、これ( ハサミ )でチョキチョキされるんだな・・・
などと慄きつつも、じっくり観察w


モニター真ん中より少し右寄り、「 99 」と表示されているのは、周期的に襲ってくる陣痛の波がMAXになって数値が振り切れてる状況。
( 陣痛の波が低い時は0に近づき、最大の時は99になって、それ以上は上がりません )
段々と増幅してきた陣痛の痛みに耐えつつ、分娩台の上からカメラを握りしめて記念撮影しましたダッシュ




09:00
陣痛が強くなってもなかなか破水しないため、人工破膜をし、午前中休みが取れた夫立会いのもと本格的にソフロロジー分娩スタート!

10:59
思いの外陣痛が弱く、会陰切開を行ったものの、夫立会いのもとで無事出産虹
主治医、助産師さん、看護さんから一斉に「 おめでとうございます! 」の祝福を浴びるように頂きました。

* 体重 2,852g、身長 48cm、胸囲 32.5cm、頭囲 33cm
* アプガールスコア 10 / 10
* 分娩所要時間( 陣痛開始~出産 ) 7時間 3分
* 出血量 300ml


出産後、胎盤摘出&会陰切開部の縫合を行い、赤ちゃんと夫と3人での記念撮影heart1

胎盤摘出( 後産 )は殆ど痛みを感じず、「 子宮の戻り具合がすごくいいですね! 」と褒められたものの、会陰縫合は激痛だったために「 痛い~ 」を連呼し、脚を押さえつけられた上に麻酔追加。。
出産時のあの冷静さはどこへやら・・・ダッシュ

12:20
両家両親に出産報告をした後、夫出勤。

13:00
LDR内で2時間ほど安静状態を保ち、ランチ( サンドウィッチBOX )を頂いた後、車いすで個室に移動。

* その日は母体を十分休めるため、母子同室は翌日からになりました


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今回私が経験したソフロロジー分娩法は、「 陣痛の痛みを、赤ちゃんを生み出すための最も大切なエネルギーに変えるお産 」として、音楽を聴きつつ、精神的なリラックス状態を保ちながら出産する方法です。

この痛みを恐怖から喜びへと切り 替えることが「 母性=赤ちゃんを思う心 」であり、分娩の最中は常に赤ちゃんに酸素を送ってあげられるかを考え、赤ちゃんが苦しくないように呼吸を整えることによって出産に至るのです。

ソフロロジー分娩法は「 静かなお産 」としても知られ、呻いたり叫んだりすることが無いと聞いて、『 それはどう考えても無理なんじゃ・・・ 』と思っていたものの、実際自分が経験してみると、思いの外冷静に出産することが出来、陣痛と陣痛の合間にある間歇期には力が抜けすぎて、思わず寝てしまいそうになるほどでした(笑)

それだけに、大感激&大号泣間違えナシと想像していた我が子との対面時も至極冷静で、「 頭の形が細長いけど、ちゃんと戻るんだろうか・・・ 」と無粋な心配していた私パンだ
夫は夫で、整形外科医らしく出生間もない我が子の手足や股関節状態をチェックしたり、摘出された胎盤を見せて貰い、「 こんなに大きいんですね~ 」と主治医と談笑し、終始和やかな雰囲気でした。


とは言え、陣痛は今まで経験したことのない痛みを伴い、" 産みの苦しみ "を痛感したことは確かで・・・

あんなに恐怖だった会陰切開をすると言われた時も、「 これでようやくクライマックスを迎えられる~! 」と安堵し、麻酔や会陰切開、後陣痛の痛みも、陣痛に比べればへのへのかっぱ!


とにもかくにも、無事に我が子を出産することが出来て本当に良かったです。
初産婦の平均分娩所要時間が約12時間と言われている中、スピード安産で生まれて来てくれた我が子に感謝heart1