今クールのドラマ、" 半沢直樹 "の第一話の録画を観ました。


2001年、私が大学3年生で就職活動をしていたとき。
就職活動のスタートの早かった都市銀行を、面接の練習にと受けていました。

当時、現在の4大メガバンクは統合前で、受けていたのは三和銀行やら住友銀行、東京三菱銀行など。

有難いことにどの銀行も母校大学のリクルーター制が敷かれており、その制度に上手く乗っかる形式で最終選考まで上げて頂けました。

ドラマの中で出てくる就活シーンはそれより10年前のバブル期なのでそれには及びませんが、大学OBOGに美味しい食事をご馳走になりながら歓談を進めていくうちに、内定が見えてくるような仕組み。
いわゆる、学閥選考ですね。

それはそれで楽で、母校OBOGとのつながりを感じられて心強かったのですが、一方で銀行というのは学閥で成り立っているのだと考えると恐ろしくもあり・・・

やりがいのある仕事で自立した経済力を身に付けることが就職の目的でしたが、出世には全く興味のなかった私としては、学閥と出世の相関関係やら、それでなくとも都市銀行のややこしそうな人間関係・損得計上の欠かせない仕事内容に恐れを抱いてしまい、結局内定を辞退してしまいました。。。


内定を辞退するときの、母校OBOGのすさまじい引き止めを振り切るのにものすごいエネルギーを要しましたが・・・

そのまま入行していたとして、男社会・学閥組織の都市銀行の中で消耗するエネルギーとで比較すれば、それは正しい選択だったのだと今でも思っています。


結局、海外営業志望で受けていた第一志望のメーカーからも内定を頂いたのでそちらで入社したわけですが、そちらも多少なりとも学閥を感じることはありました。

なにせ、社員番号と入社式の席順、寮の部屋割が、出身大学名順でしたから(´A`∥)

国立大学出身が先、私立大学が後になるので、社員番号が早い人は「 東大・京大・阪大・一ツ橋のいずれかか~ 」と言った感じです。
( 採用数の少ない文系は、出身大学数も少ないのです )
逆に社員番号が遅い人は「 立教か早稲田か。 」という具合。


仕事も、血を吐くほどには至らないまでも、何十億という単位の金額を扱う仕事をしていたので毎日の緊張感はすごかったし、海外営業時代は時差故に朝も夜も無く仕事していた上に、日本と海外を行ったり来たりの日々だったので、そりゃもう激務の連続でした。

まぁ、どこの業界・企業に就職したって、ある程度のお給料や安定性の保障される大企業であれば、学閥やら仕事の厳しさは似たようなもんでしょう。


それでもやっていけたのは、信頼できる上司の存在があってこそ。


けどそれが、ドラマに出てきた部下に責任をなしつけるような上司だったら・・・

考えるだけでも気が滅入りますうわぁ~ん


そんなこんなで、もし自分が銀行に就職していたら・・・なんて感情移入しながら見てしまう半沢直樹。

そして、私の元上司が堺雅人さんにソックリだったりします。
性格も仕事も調子の良いお方でしたが(笑)

今は海外駐在してるけど、元気にやってるかな~