こんなに暑くても、日々を淡々と営んでいられるのは、すごいことだなって思います。
食べて、笑って、働いて。
好きなこともして、眠りについて朝を迎える。
こういうことが、何ともありがたいことだと、幾度となく身の内から湧きあがってきて
喜びに震えた時期がありました。
慢性疲労症候群で、自分の体調がままならなかった数年間を経て
何の気兼ねもなく動けるようになった頃、ふとした瞬間に
「人生先のことなんて分からないし、捨てたもんじゃないよな。
暑かろうが寒かろうが生きて目の前のことを楽しめるって、奇跡だよ」
って、心の中でしょっちゅう自分とおしゃべりしてました。
「生きてるだけで丸もうけ」って、誰かの言葉に膝を打ちましたよ(笑)
それなのに…
元気になると、こういうことって忘れてしまうんですよね。
いや、完全に忘れているわけじゃないけれど、あのときほどの強烈さで
感じる頻度が減ってくるのです。
あれもしたい、これもしたいってことばかりに気を取られて、
いま目の前にある幸せに気づいても、足早に通り過ぎているような…
時間には限りがあるってことを、どこかで感じているから、
今を大切に味わいたいっていう思いと、今を(人生の目的に向かって)
意味あるものにしたいって思いとに、駆られるのかもしれません。

