台湾では、お店などの軒下に、監視カメラがついている。
お店だけじゃないのかもしれないが、結構な割合で、カメラがついている、、と思う。
民衆の危険に対する意識は、高い方ではないか、と思うし、道徳感を持ち合わせている人も、多い。
でも、数ヶ月前だったか、台中の地下鉄内で、若い男性が、刃物を持ち込み、いきなり切りつけた事件が発生。
同じごろ、精神病院かどこかを脱出した若い男性がいるから、注意するよう、学校を通して、注意勧告がきた。
てな理由で、我が家3人の女性、(内訳:中年2人、思春期1人)は、ペッパースプレーを携帯するに至った。
ひざが悪くて、小走りしかできない私は、
あーーーー、ひざが痛い! となって、万が一襲われそうになって逃げれなくても、「シューーーッ!」とやれば、いいだろう、と言う考え。
特に、密閉の地下鉄なんかでは、逃げられないだろうし、悪者にシューっと一拭きすればいい、と思って。
娘を守ろうと思う、叔母と母親の心。
ただ、娘は ただでさえ神経質なので、暗いのが怖い、八階だけど窓から誰か入ってきたら、、、と少し、強迫症に近いものがある。
ペッパースプレーを準備したことで、余計に、その警戒心が高くなってしまったかもしれない。
それを、和ませようとして、聞かせた私の昔話。。
むかーし昔、私が小学校6年生ぐらいの時、小規模?の下町に住んでいた。
夏休み、学校に行く時、車の通りがあまり少なくない道路の信号機を待っていた。
自転車に乗った、20歳前後だろうか、、 一人の若い男性がそばにきて、いきなり聞いてきた。
「ねぇ、生理って知ってる?」
。。。。
知ってるのは、当たり前。
小6の私は、しらんやつだし、男の人だし、周りに人もいないし、怖かった。
瞬時に、「ううん、知らない〜、時間がないから、またねー!」
と、ご丁寧に、またねーー!と言い残し、
赤信号を全力で渡り、しばらく走り切った。
100Mぐらいは走って、後を追ってこないことを確認。
今、思うと、なぜ ”またねー” と言ったか、、、。
当時は、ペッパースプレーのような、護身のものはなかったはずだけど、できれば、使わないで済むのが一番。
いずれにしろ、誰もが、普通の精神でいられる社会が欲しいし、
人を疑え、と言う教育は、したくない。
でも、備えあれば、憂いなし。。
であることも、娘には教えていく必要がある、のかな。