六年間の留学を終えて故国に帰った王淵の前に、美しく聡明な美齢という女性が現われる。彼女は、王淵の義母が、自堕落な自分の娘のかわりに引きとって育てた孤児で、医学校に通っていた。恋に落ちた二人の前途に、新しい中国を担う若い世代の前向きな明るい未来を象徴させてこの物語は終る一。著者はこの作品によって、ピューリッツァー賞ならびにノーベル文学賞を受賞した。
裏表紙より
王淵の拗らせ方がDMCみたいでツボった。自分の理想を重ね合わせてそのギャップに自らつまづく。故郷は離れているうちにどんどん自分の中で美化されて現実を見た時に感じる恥ずかしさは共感せずにいられない。自分が田舎に住んでいた時の閉塞感や都会に出て感じた劣等感、新しい生活で感じる不自由と自由、過去の生活や田舎を美化してしまうあの感じ。あの頃は若かったと言うことでしょうか。世間を知らなさすぎたし、狭い世界で生きていたんでしょう。
最初の王龍の物語から王淵までの壮大な物語。読み応えがあった。中国人の血と土を感じた。














