ユニバーサルデザインを斬る -2ページ目

新バリアフリー法

ハートビル法と、交通バリアフリー法を統合した新バリアフリー法が2006年12月から始まりました。

正式な法律名は、

「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」

2つの法律を一本化して、地域全体のバリアフリー化を推進する目的です。

旅客施設や学校、病院、博物館、劇場などのほか、多数の高齢者などが利用する特定道路と特定公園施設のバリアフリー化を義務付けている。

これまでの法律では、客室数50以上のホテルなどに車イス利用者が円滑に利用できる客室を1つ以上設けることなどを規定していました。最近問題になったホテルがありましたね。

条例のある街



千葉県の話。

「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」

去年10月に条例ができました。

目的は、

「障害のある人に対する理解を広げ、差別をなくす取り組みを進めることにより、誰もが暮らしやすい地域社会をつくる」

全国で初めてのもの。

条例成立までは、議会で継続審議扱い、撤回、再提出、成立と紆余曲折があったようです。

紹介した本は、この条例ができるまでのドラマを綴ったものです。

まさに、ユニバーサルデザインが具体化したものですね。

(株)いろどり の話

(株)いろどり は、四国の徳島県上勝町にある会社です。

なんと・・・・

平均年齢70才190人参加の会社です。

設 立:1999年
資本金:1000万円
社員数:3人
業 種:農産物の販売、建築土木資材用木材加工品の販売、
    観光案内に関する業務、販売・経営合理化に関する
    コンサルタント業務
所在地:徳島県勝浦郡上勝町


上勝町は人口2816人で、86%が山。
高齢化率は47.15%で県下一。

この町では、(株)いろどりを含め、これからの地方のあり方に
ついて大変示唆に富んだ取り組みをしています。

地域資源を活用した第三セクター会社5社の立ち上げ、住民の手
による24種類のゴミの分別、タクシー代わりの構造改革特区
「有償ボランティア輸送」の実施。木質バイオマス(間伐材)
を使った燃料確保など。

(株)いろどり の副社長をしている横石知二
さんが26年前に来たころは、上勝町は仕事がなく、負け組田舎
だったそうです。

大阪の料理屋で、料理飾りの紅葉が高価な貴重であることを知り、
山にたくさんある紅葉を取って集荷し、都市の料亭に売り込み
ます。さまざまな失敗を経て、今では葉っぱ事業は大きな収益
事業に発展しました。

その担い手が高齢者達なのです。
生産者への発注は、町の防災無線を利用してFAXします。
連絡に必要な携帯電話をおばあちゃん達は活用しています。
必要なものを必要なところへ確実に届けることが求められる
ため、高齢者用コンピューターを開発しておばあちゃん
達は使っています。
パソコンを見れば、市況状況や出荷状況、自分の実績などすべて
がわかるものに作られています。

上勝町にとってよかったことは、みんなが何でも自分で考える
ことができるようになったこと


地域ブランドとは、こうやって作られていくもんだという実例
です。