屋久島大屋根の会Blog

屋久島大屋根の会Blog

1993年に世界自然遺産に登録された屋久島。
島の自然の豊かさにに学び、島ならではの産業を目ざしています。

Amebaでブログを始めよう!

この度、11月21日と22日の二日間にわたり、「一湊の家」現地説明会を開催させていただきました。

 

このイベントを開催したきっかけは、小学校に通う子育て家族の住宅を支援していただくオーナーさんを募集したいという想いから、学校と地域をつなぐことができればと思い、企画されました。屋久島へ移住するきっかけを探している方や、地域と深くかかわる島暮らしを検討している方へのアンテナに発信できるように、島内外へ呼びかけました。

 

 

初日は、まずは屋久島のことを知ってもらうために、鎌田道隆先生より、屋久島の歴史、森林文化についてご講話いただきました。屋久島の集落文化の独自性や、山岳信仰のお話、自然と人との共存について、屋久島内で起こっている問題などをお話しくださいました。

 

 

次に、屋久島大屋根の会の活動について、トレジャーLLCの堀内さんに説明してもらいました。大屋根の会の活動が、代表を務めた島のアロマショップ兼ラボ、やわら香の立上げに大きく影響している、と語っていただきました。また、浦田事務局長から、屋久島杉の魅力や伝統工法についてのレクチャーがあり、参加者の皆さんの興味を集めました。

 

最後に、永田地区の小学生留学制度、かめんこ留学の事務局長をされていた田中一巳さんが、ご自身の里親体験や、留学制度と転入の違い、留学制度に接して感じる屋久島の観光について、お話していただきました。

二日目のスケジュールは、やわら香サロンを手掛けた、東京の設計士、和久倫也さんによる、一湊の家住宅プランの説明を頂いた後、昼食をとり、午後の部へと移りました。

 

兵頭さんの案内で、一湊海水浴場にて矢筈神社のお話を伺い、布引の滝へ移動、、広葉樹の森や水について語っていただき、丸勝水産鯖節工場見学へ。真辺社長が話してくれた、昔からある製法を用いたものづくりや、その大変さ、先人から受け継ぐ想い、海と森は繋がっているという話が印象的でした。

 


続いて、一湊の街並みを散策。屋久島の中でも人口の多かった歴史や、鹿児島までの船が寄港していたこと、漁港では、規模は縮小したものの、朝に水揚げされた魚の競りが行われていることについて説明を受けました。

 

最後に一湊の家プランの現地、兵頭さんの土地を案内してもらい、樟脳工場見学、広葉樹ストック小屋を案内していただき、現地説明会ツアー一切を無事に終えることができました。

これからも地域材活用のための家づくりと、地域活性化に直結する仕組みづくりに取り組んでまいります。ネットワーク通して、外からと屋久島との関係を深め、地杉と共に島の発展を考え、具体的に活動を続けていきたいと思います。

 

最後に、ご参加を頂いた皆様に、こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。