集英社文庫「こちら救命センター」をひまひまに読んだ。
交通事故の話が多い。

意識不明のの少年に、共稼ぎの両親に代わってずっと付き添っているおじいさんがいた。
２か月して、そのおじいさんが自宅で亡くなった。
両親の話では、その晩、「あの子の意識が戻るんだったらどんなことでもするんだが」、と独り言を言って床についたのが最後だったらしい。
そのあとから少年の意識が戻りはじめた。
手の動きも良くなり、その手で天井を指さす。
どうも、誰かが上から見ている、と言いたいらしい。
「おじいちゃんがいるの？」、と聞くと、うなずいた。

まちがいない話だと医者が書いている。
目に見えない何かがあるに違いない。

その本を読み終えたあと、あとがきを見ると、著者は、墨東病院の救命センターに務めている外科医だった。
偶然だが、その本が書かれた頃、私の弟が、墨東病院のコック長をしていた。
この医者も、弟が調理した料理を食べたはずである。

かつて、大社町出身の兵士が、故郷の母を想って、ヤシの実に名を刻んで流した。
そのヤシの実は、黒潮に乗って、大社町の海岸に漂着し、兵士が亡くなったあと、何年もかかって母親の手に渡った。
戦争という大きな流れに逆らうことは難しいが、願いが奇跡を起こすことはある。

出雲大社の松林。

私たちの先日の四万十川旅行などは小さいことだが、出発前には占った。
「天気は晴れ。積極的に行動してだいじょうぶ。夜は人に従え。」
もし、悪い占いが出ていたら、旅行は取りやめていただろう。
夜間は、占いの通りに、自動車に抜かせて、その後を走った。

懐中電灯はＬＥＤのを５つも用意し、さらに取り付け金具がついているＬＥＤ電灯も２つ買った。
予感だったのかも知れない。
夜間走行中、私のバイクの前照灯が突然消えたからである。
さっそくそのＬＥＤ電灯をヘッドライト代わりにして走った。

出発の前日は、バイクのボルトをハンマーで叩いて、緩みがないかを確かめたが、途中で面倒になってやめてしまった
予感があったのだろうが、怠けてしまった。
田舎道を走行中に、ギヤのひっかけ部分のボルトが抜けて、レバーを落としてしまった。
大変だ！このままでは走れない。
幸い、ゆるい登り坂道だったので、惰性で１００ｍほど後戻りして見つけることができた。

たったこれだけの部品だがこれがなくては走れない。

誰にでも予感や直感はある。
直感があれば、一応信じて、どうすればいちばんよいかよく考えるべきだ。
そして、大きな行動の前にはぜひ易占をしていただきたい。

＜近日中の運勢＞
お祭りやイベントなどに吉。
美しく化粧して衣装にも気を配ると運が良くなる。
ただし高価なものを身につけないほうがよい。
音楽や芸術は大吉。

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予感と易占