易経に頤(い)という卦がある。

口のことである。

 

日常の、

発言すること、食べること、養うことを意味する。

 

 

「自ら口実を求む」と書いてある。

人の意見を取り入れて

本人が現実のものにすることである。

 

ある男の話。

近所の裏通りの、

奥行きが一間ほどしかない、

人が住めそうもない細長い二階建ての古家があった。

 

 

銭湯の帰りの二人連れが、

「ここに飲み屋があればいいのに」、と言うのを耳にして、

安く買って、

4つに区切って、カウンター式飲み屋に改造して

4人の女性に貸して、月30万円ほどの収入を得ている。

 

頤は、物を噛むようにこつこつ努力する意味がある。

一気呵成にやらず、少しずつ進むと吉である。

 

人相では、

口角(こうかく=口の両端)が上がっている人は

幸運が来る。

 

次の娘は良い口の相をしている。

https://www.youtube.com/watch?v=Nw3I9bRUCBw

まわりの人の運勢まで良くする。

 

逆に口角が下がっている人は

政治家に多いのだが、

支配的というか、

自分の運勢を下の者に分け与えることになる。

 

 

彼は、財閥だから、

何の問題もなく、まわりの者は、恩恵を受けることができる。

 

しかし、

われわれは口角を下げないように、

口角を上げて幸運を受けるように、しよう。

 

<今の運勢>

「観」、用いて王に賓(ひん)たるに利あり。・・観は上から目線で地上を見る卦である。今はまだ自分がどうすればいいか決まっていないが、やがて王の賓客として招待を受けることになる。幸運は決して拒否してはならない。