坎(かん)という卦けがある。

洪水の卦である。

あるいは、

「土が欠けている」という意味。

地面がないから、まともに歩けない。

 

坎で探して出てきた水のある町。

 

そんな悪運に出会ったとき、

抜け出そうと

走り出しては危険である。
穴に落ちてしまう。


中国の奥地には「坎」の場所が実際にある。


就職がうまくいかなくて

ビルの上から卵を投げた大学生がいる。
ますます就職ができなくなった。

 

 

不安が続くときにこそ、しっかりした心を持てと、

易経は教えている。

 

 

悪く考えると、悪い方に向かう。

よくなる、と思うのがよい。

 

 

坎の卦の文に、

「行けば尚あり。行けば功あり」

とある。

尚(しょう)とは明るい所、功(こう)とは何か新しいものを作り出すこと。

何とかなる、という意味だ。

 

逆に言えば、

今の状態のままじっとしていては、

あまりいいことが起こらないのだ。

 

 

もちろん、あわてて、もっとひどい穴に落ちないように

用心もしなければならない。

あせって金で解決しようとして

仲介者に金を渡して持ち逃げされてしまった人がいたが、

そんなことにならないように。

 

 

今までと違う道を見つけてみよう。
ただし

「天険はのぼるべからず」

とある。
「坎」のときは、大げさに、

天にそびえる立派な山に登ろう、などと考えてはいけない。

おずおずと進まなければならない。

 

この町の池は易の図の形をしている。

 

大金を稼ごうとしたり、

最高の就職先を望んだりしないほうがよい。
穴の多い場所から

逃れる方針で、進まないといけない。

 

 

できるだけ

楽な方向へ少しずつ進むべきである。
そうすれば、

いつの間にか運が良くなrのだ。

なお、「坎」のときは

ひとりぼっちのことが多い。

 

 

殻に閉じこもったままのことも多く、

だから、なかなか運が良くならない。

できるだけ、

時代の流れに合った方に進むのがよい。

成功している人をまねるのもよい。

 

タイのよい話

https://www.youtube.com/watch?v=sh0ZRN-FYDI

 

<今の運勢>

「頤(い))」。重大な決心は後回しにして、日常のことを平凡にこなし養う。まねは金運も含めて運を良くする。食べ物に関することはや結婚は吉。