占い師のところには
本当に追い詰められた人も、その一歩手前の人も
来られる。
そして
暗い顔をしていた人も、
帰るときは
晴れ晴れとしておられる。
これからどうすればうまくいくかわかったのだ。
年の瀬・・恋人もなく、お金もなく、希望もないなど、
未来の展望がないとき、
人は暗い顔になる。
そんなとき、一遍上人は、
「南無阿弥陀仏」、と、唱えよ、と言った。
それだけで良い。
重く生きようとせずに、軽く生きれば良いのだ。
今、気づいた。この一遍上人の像、口から出ている仏の数は南無阿弥陀仏の六字だ。
死にたいと言われる人に、
残酷な方法を勧めたことがある。
自殺するなら、せめて、残される家族に何かを残して死になさい。
それはお金。
交通事故で死になさい。
多額のお金を残すことができる。
ただし、乗用車に飛び込むのは運転手に迷惑をかけるし、
任意保険に入っていない場合もある。
暴走しているトラックがいちばんいい。
できれば横断歩道で。
あなたを轢いたら、そのトラックの運転手は、
100%加害者になる。
それに、
もう、スピードを出さなくなる。
あなた以外の被害者を出さないですむ。
バスはいけない。
何より乗客に迷惑をかける。
電車は、もっといけない。
軌道に侵入するほうが悪いとされている。
暴走トラックがいちばんよい。
確実に死ねるし。
・・そう、言ったことがある。
死を客観視させ、生きる価値を思い出させるためだ。
その女性は今では、
かつて悩んだことなどけろっと忘れて、
遅かったけれど結婚して、
子どもも生まれて、ふつうの主婦をしている。
<今の運勢>
「地山謙」。地面の下に山が隠れているように偉大な者が表に出ないようす。控えめにふつうにするとよい。かえって立派な人だと尊敬される。うまくいかないはずがない。