うちでは正月の餅は餅つき機でついている。

昔は、粟(あわ)や黍(きび)を入れた餅も作っていたが、

最近は、案外、雑穀が高価になってきたので

何も入れないで

ふつうのもち米だけで餅を作るようになった。

 

たまに、スーパーで売っているときに手に入れて

風味を楽しむことはある。

 

 

 

キビ餅は、子どもの頃は、

食べて、力持ちになったような気がしたものだ。

 

餅はつかなければならないが

団子は米粉と混ぜて蒸かすだけでよい。

昔は、餅と団子とは

区別がなかったのではないだろうか。

 

 

桃太郎が鬼退治に行くとき持って行ったのは

たぶん今のキビ餅だっただろう。

大きくて腹持ちがいい。

お供の犬たちに、

大きい餅を1つやったのだろう。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000329/files/18376_12100.html

 

自動車で岡山を通るとき、

吉備津彦神社にお参りしたことがある。

 

 

記紀によれば

崇神天皇のころの吉備国に

温羅という盗賊が朝鮮からやってきて

住みつき、

女をかどわかし、

村々を荒らしたという。

 

それを退治したのが

吉備津彦すなわち桃太郎だった。

 

 

どんな地域にも悪者はいる。

 

幕末に来日したシーボルトは

お滝と恋愛結婚した。

その娘がお稲、孫娘が高子である。

(高子の短冊がうちにあるが出てこない)

 

シーボルトが去ったあと、

大洲藩では、

二宮敬作がお稲の世話をし、

三瀬諸淵が高子と結婚した。

 

 

敬作はお稲に医学の修行をさせるため

岡山の知人の医者にも紹介した。

ところが、

その男がとんでもない男で、

お稲にとっては

まさに温羅だった。

http://premodernsex.x.fc2.com/kusumoto.html

 

彼はお稲を強姦したのだ。

 

生まれたのが高子である。

その高子は

25歳で夫に先立たれたあと

船中で医者に強姦されている。

 

大洲は田舎である。

都会の人を信じて行かせたのだが、

親子とも温羅に出合うとは。

高子はそんな事件にあって医者になるのを

あきらめたようだ。

高子も妊娠して、

生まれたのは男の子で、後に慈恵医大を卒業した。

 

<今の運勢>

「謙」。能力があってもそれを自慢せずに黙っていること。控えめな態度が吉を呼ぶ。