クリスマスが近づくと思い出す・

新婚旅行のとき、

クリスマスイブには

スペインの小さい町にいた。

 

もう暗くなりかけていたけれど、

私たちは、ホテルを出て

夕食前の散歩に出かけた。

 

狭い道を迷わないように注意して歩いて、

広場に出た。

 



広場で地元の祭りが行われていた。

 

もう終わりかけていて、

商人たちも

早く帰って家族と過ごすために

大急ぎで片づけをしていた。

 


私たちは

ぐるっとひと回りして、

小さい仮面などを買った。

そして、もと来た道を戻ることにした。

 

 

石畳が続く狭い道。

両側のどの窓からも明りがもれていて、

カーテン超しに、

大人も子供もうれしそうにテーブルに向かっているのが見えた。

 

寒い日だったけれど、すてきな夜だった。

イヴなので

人々はみんな家の中に入っていて、

私たち以外は誰も歩いていなかった。

 

いつの間にか私たちは手をつないで、

ホテルまでの道を、

時間をかけて帰った。

 

<これからの運勢>

革。革命のとき。必ず成功する。今までの後悔が晴れて、苦労も報われる。悪を攻めて善に転化する。正しいと思ったら電光石火、実行せよ。大吉である。変革のときは予想外の出来事も起こる。それをいちいち考慮したり人に相談していたのでは間に合わない。その場で独断で処理してよい。