易占いにしろ、

他の占いでも、

占わなければ予想することはできない。

 

だから、

地震を前もって占うなら、

毎朝のように、占わなければならないだろう。

 

地震が起こるとき、

予感はあるのだろうか。

これは熊本地震。陸なので津波の心配はなかったがやはり大変だった。

 

ある、けれど、みんなあるかどうかはわからない。

それに・・

強い予感でなければ、

役に立たない。

 

かつての東北大震災のとき、

前日に、

皆の前で、津波の話をした。

東北のリアス式海岸では30mの高さになる

とまで、語った。

翌日、その通りの大津波が来たのだが、

遠く離れた場所での

私の話など、

何の役にも立たない。

 

阪神大震災のときは、

もっと強い予感があった。

 

年末に、

無数の黒い頭が地平に現れ、

その、嫌な感覚が、

正月過ぎても続き、

そして、

大震災が起きた。

起きたあとで始めて、

ああ、そうだったのか、と思った。

 

予感を騒ぎ立てても、

オオカミが来るぞ、と言った少年のようにしか

思われないだろ。

 

しかし、次からは、

予感があれば、

占ってみるつもりである。

 

みなさんも、

自分を守るため、

何か悪いことが起きるのではないか、と、

用心しながら、

過ごしていただきたい。

 

<今の運勢>

咸。思い通りに行動してよい。恋愛、吉。

 

<易経と地震>

易経には、震、という項目がある。

地震のことである。

 

易が成立した中国奥地は、

大きい地震がなく、

人々は

地面が揺れることに驚いているだけである。

 

易経には、地震は

虎が覗くような驚きだが、実害はあまりない、

と書いてある。

しかし、

日本は地震国である。

地震を占って震の卦が出たら、

強く解釈すべきだろう。

 

なお、易では方角も占える。

火地晋がでたら南南西である。