家内はイギリスの学校に行っていたとき、

ボーイフレンドたちといっしょに近道をしてよく墓地を通ることがあったという。

 

いろんな形の石碑や像があって、

歴史が感じられて大好きだったのに、

今、ネットでいくら探してもその場所がない。

どうも、住宅地に変えられてしまったようだ、と悲しがっている。

弓はこのロングボウとクロスボウがあるが、ロングボウのほうが作り方が簡単でしかも連射ができるのでよくつかわれたらしい。

 

イギリスは戦争や内乱が多く、

鉄砲が普及する前の主力の武器は弓だった。

領主は、戦争があるたびに弓を大量生産しなければならなかった。

彼らは、その材料のイチイの木を墓地に植えた。

家内にイチイの木はあったかと聞くと、

木はあったけれど種類まではわからない、と答えた。

 

日本では、竹で作る。

子どものとき、

裏の竹を切って自分で弓を作って射ってみた。

 

その成果が表れたのかどうか、

先年、祭りのとき、

肱川に浮かんだ舟の的を目がけて射るコーナーがあった。

 

3本の矢が与えられた。

1射目は、大幅にオーバーした。

 

そんなに飛ばした客はなかったらしく、

高校の弓道部のみんながオーという声を出した。

 

私は、弓がどのくらい飛ぶのか試し打ちしただけだったのだが、

その声に励まされた。

というのも、彼らは国体で優勝するほどの名手たちだからである。

 

2射目は見事に的に当たった。

当たったのは私だけだったそうである。

 

3射目は、欲が出て的に届かなかった。

それでも、拍手とともに賞品をもらった。

 

危険なので弓矢に触る気はないが、

テレビのコマーシャルで弓を射るシーンがあって、

いつもすがすがしく感じる。

 

<近日中の運勢>

家人。やさしい振る舞いが吉を呼ぶ卦である。