新婚旅行は、私の仕事の都合で、結婚式の2ヵ月後の12月だった。
冬だからできるだけ南へ、ということで、スペインとポルトガル、そしてモロッコにした。
家内は旅慣れているけれど、私は海外は初めて、あれこれと旅行会社のツアー企画を調べていたら、15日間の旅でビックリするくらい安いのがあった。
(愛媛から成田までの費用も出してくれた。)


モロッコ、マラケシュの市場。今も昔も同じ雰囲気。

何を持って行くか、家内の主導で決めた。

上着として、その当時まだ出初めの、ダウンコート。
羽毛製品は軽いし、丸めれば縮んでバッグに入るからだ。
家内は、腰が隠れるくらいのもの。
手袋と、下ろせば耳が隠れるニットの帽子も。
正解だった、マドリードの空港に降り立ったときの気温はちょうど0℃だった。
靴はヨーロッパの町は石畳が多いので、弾力があるしっかりしたもの。

洗濯ひも。
ホテルで、洗濯物を乾かすのに使う。
ヨーロッパは乾燥するので、寝ている間にのどを痛めるのを防ぐこともできるからと、家内は毎晩洗濯した。

小型電気棒湯沸かし器。
ヨーロッパは電圧が220ボルトで、コンセントの形状も異なる。
棒が突き出ていて、お湯がないときに、カップの水に直に入れて沸かすのだ。
ホテルの部屋でコーヒーを飲む。
最高だった。


アマゾンでも売っていた。コンセントが海外でも使えることを確かめなくてはならない。

1ドル紙幣はたくさん。
チップに使ったり、モロッコで道案内してくれた現地の子供たちに渡した。

そして、筮竹も持って行った。
家内は、ヨーロッパからタイまでバス旅行をして、少し危険な目にも合っていたから、二人の旅行中も毎晩、明日は何が起こるかを占った。
その結果、多少のハプニングもうまくこなすことができた。
ジブラルタル海峡のフェリーの上で操作したら、多くの外国の人々に珍しがられ取り囲まれることになった。

<近日中の運勢>
成り行きに任せること。頑張らないほうがいい。やりすぎると失敗するから。

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