松根東洋城が小学校時代に住んでいた大洲城の下にある家。


宇和島出身の松根東洋城という俳人がいた。
彼は、柳原白連の最初の恋人である。
先のNHKドラマには出て来なかったが、2人は相思相愛だった。

彼の俳句・・
「和歌の君に俳壇の臣や菊花節」
「紫の源氏と寝たる布団かな」

白蓮は和歌が得意だった。
和歌の君とは白蓮、俳句の臣とは東洋城である。
東洋城はハンサムだった.
自分を光源氏に、彼女を紫の上にたとえている。

白蓮の短歌・・
「ことさらに黒の花などかざしみるわが十六のなみだの日記」
黒ユリ

「わが命惜まるるほどの幸を初めて知らむ相許すとき」

彼女は15歳で無理に結婚させられて子どももできていた、いわゆる出戻りだったので、宇和島藩主の娘だった東洋城の母親は2人の結婚に反対した。
白蓮と東洋城が神戸に住んでいたのは、白蓮が20歳くらいのときである。


目が濡れているように見える。


東洋城と結婚できなかった白蓮はやがて炭鉱王と結婚させられ、夫から逃げて新しい恋人と暮した。、
東洋城は、一生独身を貫いて俳句を作り続けた。
黛を濃うせよ 草は芳しき
まゆが薄い女性は不幸だと思われるので、
もっと濃くしなさい、春なのだよ、これからは僕が君を守ってあげるのだから、と彼女に言っているような句である。

<近日中の運勢>
成り行きにまかせて吉。

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