正論というものは
概して人の気分を暗くさせるものです。

例えば、太っている人に
「もっと運動すべきだ」と言ったり
貧乏な人に「仕事と勉強をするべきだ」と言うと
相手は心傷つき暗い表情になってしまうわけです。

また、みんなで食べている料理について
「これは添加物満載で不味いし身体に悪い」と言うと
みんなが料理を食べにくくなり
場の雰囲気も白けてしまうわけです。


ここで、それでも正論を言うべきか
言わない方がいいのかという問題が出てきます。

正しさと楽しさ、どっちを優先すべきなのか
選ばないとならないわけですが
これは時と場合によります。


まず、プライベートの場面では
楽しさ優先の方がいいでしょう。

なぜかというと、それは
楽しむことを目的として集まっているからで
その楽しみを壊してしまったら本末転倒だからです。


次に仕事の場面では
正しさ優先の方がいいでしょう。

なぜかというと、それは
稼ぐことを目的として集まっているからで
正論もきちんと話し合わないと
稼げなくなるリスクが上がるからです。


というわけで、正しさ優先か、楽しさ優先かは
場面によって変わりますので
気をつけることをお勧めします。

プライベートの場面で正論を述べていたら
人に避けられてしまいますし
ビジネスの場面で正論を話せないと
利益が伸びないので気をつけた方がいいですね。