・・むぅびぃ らいふ・・

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映画のれびゅうを載せていきます。ジャンルはいろいろだけど…ん?偏ってるかも?

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*【マーティン・フリーマンのスクール・オブ・ミュージカル】  2009年 デビー・イシト監督*

 

 

*ひとことあらすじ*

 

冴えない先生が小学校の恒例ミュージカル『キリストの生誕劇』を演出することになってハリウッドにまで飛んでいっちゃうドタバタコメディ。

 

 

*ネタバレなしの感想*

 

子供の楽しそうな笑顔って、それだけでツミですよね…。

とにかく子供たちが個性豊かでかわいい。しかも強烈な個性じゃなく、良い意味で洗練されてなくて自然体な個性といった感じでした。

子役さんを役に当てはめたというよりも、子役さんたち自身をすごく大事にして作られた作品なんだろうなと思えます。

主人公ポール役のマーティン・フリーマンさんも素敵でした。

『冴えない小学校教師』という言葉がここまでしっくりくるものかとちょっと感激しました←

なんでしょうか、あの巻き込まれ体質感満載のお顔のせいなのか、優しさと生真面目さと不器用さが見事に融和したあの雰囲気のおかげなのか。

見ていて応援したくなる主人公さん。イイネ!(

 

見終わったあと、とにかくなごやか~な雰囲気になります。

社会の荒波にもまれてスサみかけているときに見ると、心がちょっとじんわりするかなと思える映画でした。

 

 

※ネタバレありの感想※(かなりネタバレします、ご注意を!)

 

上でも書きましたが、とにかく子供たちが『普通』なのがほっこりします。

クラスの中に2~3人、歌が上手い、ダンスが上手いといったミュージカル的特技を持った子たちがいる以外は、みんな本当に普通の子なんです。

特技:ゲップ、特技:脇オナラ(っていうのか?)、特技:瞬時に顔を真っ赤にできる、とか。

小学生ならではの微笑ましい特技なんですよね。

 

でも本番、上手いとか下手とか関係なく、みんなが楽しそうに、思いっきり歌ったり踊ったりする様子はこっちの心までうきうきしてきます。

また自分の子供が頑張っている姿を嬉しそうに見ていたり、思わず両手を上げて応援するお父さんお母さんの姿も微笑ましいです。

というか、いつのまにか保護者目線になってました私。……歳のせいかな……。

 

んまあそれはさておき←

 

そもそもドタバタのきっかけは、主人公ポールのおっそろしいスケールの『嘘』でした。

 

「うちの生誕劇をハリウッドのプロデューサーが見に来る。映画を作りに来る」

 

イギリスの小さな町の小さな学校です。

んなわけない。ハリウッドが来るわけない。

 

その嘘も、昔の友人……というか、演劇学校に通ってた頃のライバルくんに見栄を張りたいがための、とっさについたもの。ほんの出来心。

ライバルくんも嘘だと見抜いて「( ´_ゝ`)フーン」みたいな感じだったんですが、

それを聞いていたポールの助手くん(※童心を忘れない純真無垢な大男)が嘘を真実と信じ込み、みんなに言いふらし、引くに引けない状況に陥ります。

 

 

お話の軸としては、

 

*ハリウッド問題

*今でも忘れられない昔の恋人

 

……の二つです。

中盤は、劇の練習風景などよりもそちらがメインで進みますので、見ているほうもどんな劇に仕上がっていくのかまったくわからない状態です。

いろいろ伏線ははってありますが、完成形がまったく見えないんですよね。

 

だから最後の最後、劇中劇としてミュージカルがまるごと入りますが、うきうきしつつはらはらしつつ惹きこまれて見入ります。

そうくる!?ってのが、結構ありました(笑

でも劇中劇の中にも解決しきれていない恋人問題やライバルくんの邪魔が入ったりするので、飽きさせません。

 

ミュージカルのラストは、すごく幻想的でした。私、鳥肌たちました←

そして映画のラストは、見ているこちらも含めて、みんなが笑顔になれるような終わり方です。

「ハートフルコメディ」を謳う映画は、最後に笑顔で見終われるのがいいですよね。

 

 

 

……ちなみに。

余談ですが、個人的には、大男の助手くんと小柄なポールが仲直りの抱擁をするシーンが好きです。

じーんとしたというより、じーんとする場面ではっきりとわかる、あまりの体格差に笑ってしまいました。

助手くんでかすぎw 先生小さすぎww みたいな(笑

ホビットのときと違って、リアルな体格差。なんかシュールでおもしろかったです。はい。

 

…という超個人的な好みの話で締めさせていただきます←

 

 

 

 

 

1974年 トビー・フーパー監督作品

 

……なんというパッケージ。

 

というわけで、【悪魔のいけにえ】を鑑賞しましたひぇえええ。

ブログ最初の記事がこれってどうなのかなと思いながら、投稿しますです。

 

あ、先に言っておきます。

わたくし、ホラーやパニック、スプラッタは苦手ジャンルです(どーん

 

 

***

 

【ネタバレなしの感想】

 

一言で言うと狂気と恐怖を突き詰めたパニックホラー。

もっと短く言うとひたすら『理不尽』。

 

一応R15指定はありますが、グロ苦手な私でも見れました。

決してグロくないわけではない……というか、「痛い痛い痛い!」って思っちゃうようなシーンもありますが、いってもそこまでな感じです。

無駄なグロさがない代わりに、不気味さと謎だけで魅せてくれる、そんな映画でした。

 

人の悲鳴、絶叫、表情の迫力と狂気の笑い声や揶揄の声のバランスがものすごかった。

 

見たことのある方はおわかりいただけると思いますが、

上にぺたぺたしたパッケージが、すべてです。

ストーリーうんぬんというより、監督さんはこれをやりたかったんだなっていうのがよくわかります。

 

パッケージと繋がるシーンが、それほどに印象的でした。

 

 

途中からもう目が離せなくなりました(報告

 

 

 

***

 

 

 

 

※注意※

【ネタバレありの感想】

 

上のほうで『理不尽』と書きました。

唐突に殺戮が始まって、なんの解決もなく終わります。

男女5人が殺人鬼に襲われるストーリーなのですが、「不気味な雰囲気でゆったりと進んでいくなぁ」と思って油断していると唐突に一人死にます。

 

ハッ!?( ゚д゚ )

 

ってなりました。私は。

 

また殺されたときの描写がとっても不気味です。

意識ないまま痙攣したり、意識ないまま冷凍庫( )から飛びだしたり。

そこからはあっという間に残り一人になります。

 

主人公グループの中に車いすの青年もいるですが、

彼がキーパーソンになるのかなーなんて斜めに構えていたら彼もすごく呆気なくやられたりね…。

 

今はやりの「ざまぁ」要素…たとえば捕まったり死んじゃったりもなく、

悪が悪である理由も明確に明かされないまま終わります。

 

が、とにかくそこまでの描写というか演出がすごいです。

気が狂うほどの恐怖をここまでシンプルかつ迫力満点に描けるものかと驚きました。ほんとに。

 

目。

 

目です、目。

 

マジで目(何

 

 

それに対する犯人一家の狂気もすごい。

『悪魔のいけにえ』って、要するに死んだおじいちゃんを生き返らせるための『血』が必要だったってことなんですよね?(聞くな

そんでおじいちゃん復活のあかつきには、みんなでトサツを楽しもう!ってスタンスなんですよね?(聞くn

 

そのあたりの犯人一家の裏事情的なものも必要最低限だったのが逆によかったなー、と、私の感想です。

ぜんぶを説明しない、いい意味での不完全燃焼さが、逆に奥行きというか深みがあるように感じられました。不気味さもマシマシ。

そしてどこまでも『理不尽』w

 

裏には家畜トサツに関する『問題提起』とまではいきませんが、

そういった人間の身勝手さを浮き上がらせているようにも思います。

それが悪いとかではなくて、「お前ら同じ生き物にこういうことしてんだぜ」みたいなね←

 

とことん不気味ながらも後味の悪さのあんまりない、なんだかたのしい、…たのしい?…おもしろい映画でした。

 

ちなみにジェイソンでギブアップする私が見れたので、グロ苦手な方でもわりと見られると思います。

でも見た映画がそのまま夢に出てくる方はやめたほうがいいかも。

いや、やめるべき。

 

レザーフェイスに追っかけられたら、ほんとに目覚め最悪ですよ。

 

 

 

……ああ……

 

 

寝たくない。