香川県産「庵治石中目」でつくる【あるもの】

今日は全貌公開という事で、

↑前回は庵治石中目で作った延べ石を据えたところまで、

ここにコンクリートを流し込んで…

↑ガッチリ頑丈な基壇の完成！

ここから…

↑本体の据え付け。

本体と左右の柱を延べ石の内側にピッタリ挿し込む工法のため、

設計・切削・研磨の段階から細かい部分まで計算し尽くし、

ミリ単位の正確な仕事をさせていただきました！

こうして出来上がったのが…

↑コチラ！

本体も延べ石も全てが庵治石、

もちろん自社加工の純国産品のみと超贅沢な仕上がりとなりました！

【本磨き】と【タタキ仕上げ】が絶妙なコントラストを演出し、

石同士を噛み合わせる部分が多いのにも関わらずどこもかしこも「目地幅1ミリ程度」

と自分達の手で作るからこその美しい仕事が出来たと思います^ ^

さて、これは一体何の石碑なのかというと…

↑地元湊の魚屋さん、品川水産様の創立百周年を記念して建立された【魚介供養碑】のご依頼でした！

「日頃からたくさんの命をいただいて生活させてもらっているからこそ、この海への感謝を象徴するものを作りたい」

とのお話をいただいたところからスタートし、

僕自身も釣った魚を食べたりと地元で獲れる海の幸が大好きな事もあって、

改めてこの恵まれた地元について様々な事を考えながら作らせていただきました。

設計当初は前面の最上部に梵字を彫って「魚介供養塔」と彫刻される予定でしたが、

【薬研彫り】のサンプルをご覧頂いた時にお客様から

「是非この技術を活かしたデザインにして欲しい」

とのご要望をいただいて今回の彫刻デザインになりました。

また、約40年前に二代目が仕入れて今まで残してくれていた原石からの製作という事もあって、

石碑デザイン自体もスラスラとイメージが浮かんだりと見えない力に背中を押してもらえていたような感覚があったと思っています！

当店としても、

「地域について」

「恵みについて」

「命について」

と改めて考える機会をいただけて自分達にしか出来ない「当店ならでは」なご依頼をいただけた事を光栄に思います^ ^

#大谷石材店

〒656-0332

兵庫県南あわじ市湊1126-6

電話番号

0799-36-2548

メールアドレス

ohtanisekizai@gmail.com

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○○供養塔！