倉田大嗣氏について、「自然医学」誌から | akazukinのブログ

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「日本史のいわゆる「非常時」における「抵抗の精神」とは真理追求の精神、科学的精神に他ならない」野々村一雄(満鉄調査部員)

太田龍は、医学博士森下敬一主幹で発行している『自然医学』誌に毎月、寄稿していた。
会員向けの雑誌であり、自由テーマだったので、太田龍は遠慮なく本音で書いていたという。


2007年、あるきっかけで、倉田大嗣(クラタ タイシ)氏のことを知った。
知ったらすぐに、その印象を文章で表した。


自然醫學 平成十九年八月号から

地球を救ふ森下自然医学 第十四部


第七章 地球を殺そうとして居る西洋「文明」。
      その西洋と、決然、縁を切るべき時期。


 日本量子波動化学研究所会長、倉田大嗣著「水を油に変える技術」(日本能率協会マネジメントセンター 、一九九七年)によると、波動エネルギーを利用した電磁共鳴式廃棄プラスチック油化還元装置で、島根県安来市のゴミ九〇%減を達成した、とあります。


 ところが、プラスチック業界と○○省の妨害で、市との契約が三年で打ち切られた、のださうです。
 ここで「波動」とは、音波、海水の波動などは除外して、電波、電磁波、光の波動、量子波動、つまり、電子、陽子、その他の素粒子の波動を言ふ。


 この波動はもちろん人間の肉眼で見ることは出来ません。
 観測機器を使っても見えない。


 従って、経験実験科学と自称する西洋科学は、そんなものは相手にしない。


 倉田さんは、日本の科学アカデミズムとは全く無縁の道を歩かれた人のやうです。


 従って、この人のやることなすこと、アカデミズム権威体制によって、「非常識」と判定され、排除される。


 「非常識=非科学的」と言ふわけです。


 しかしそもそも、光の波動、電磁波とは何でせう。そこのところが、西洋の唯物主義的原理の上に構築された自然科学では全く分らない。その現象を記述すること以外には。


 倉田さんは、「波動エネルギー」を問題とし、それを利用する技術を開発した(したい)、と言はれる。


 「始原のエネルギーとでも呼ぶべき光と波動」、と言ふ。


 このひとは、坂元邁(ツトム)さんの「マイナスの科学」理論を、無意識のうちに実行しているやうに見えます。


 このひとは自然破壊のエネルギーでなくて、生命創造のエネルギーを、利用する。


 これが、西洋式日本科学アカデミズム体制の禁忌(タブー)に触れるのです。


 しかも、その肝腎なところに、このひとは氣付いていない。


 西洋の力の源泉はどこにあるのか。


 それは、自然破壊エネルギーの利用にあります。
 これは、一目瞭然です。


 西洋のすべての制度は、自然破壊エネルギー利用を増強し、生命創造エネルギーを利用させない方向に設定され、設計されています。


 西洋文明(実は無明)が今日のやうに全地球を制圧し得たその唯一の理由は、彼等が、なさけ容赦なく冷酷無慈悲にアメリカインディアンを皆殺しにし、全地球上の生物全体社会ホロコーストを実行した、その破壊主義イデオロギーにあります。


 倉田式で行けば、安来市のゴミの量は、十分の一に減ったと言ふ。それを全国で実施すれば、日本のゴミの量は十分の一になる。


 何故○○省つまり日本の国家は、この技術を抹殺したのでせう。


(引用ここまで)



倉田大嗣氏は、2008年新しい本を書いた。


「水を燃やす技術―資源化装置で地球を救う」
倉田大嗣著、三和書籍、2008年10月


前回の出版からちょうど10年である。


坂元邁(サカモトツトム:1926~1984年)は、太田龍が何度も引用し、破壊エネルギー主導の西洋科学の向こうを行く、今まで非科学的と言われてきた『自然創造の真理』である理論を「マイナスの科学」として発表した人。


1980年代「日本みどりの党」発足の基幹となる理論として太田龍と坂元邁ともども活動していたが、途中から割り込んできた久慈に「おばちゃんのわからない理論をふりまわすな」とやじられ、その時のショックがもとで坂元邁の活動が途切れたと聞いている。


(敬称略)


2009年9月29日


※国際自然医学会

http://homepage1.nifty.com/morishita_/


※日本量子波動科学研究所

http://www.nqws.co.jp/index2.html

上記引用文には、「化学」になっておりますが「科学」の方が正しいです。